はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

がんばれ! アンパイア

2004-10-17 | 日記
昨日の日本シリーズ第一戦はお粗末だった。

と同時に、日本のプロ野球の問題点の一つが浮き彫りにされたゲームではなかったか。

審判のミスは、テレビを見ていただけで2つあった。

1つは、50分にも及ぶ中断の原因にもなったプレーだが、もう一つある。

結果的にはファールの判定となり、何の問題もなかったのだが、西武の中島(だったか?)の打った打球が、ファール・ゾーンからフェア・ゾーンに入ってきたにもかかわらず、審判は打者に当たったものと判断して、ファールを宣告したプレーがそれだ。
でも、どう見たって当たってはいなかった。

打球が変な転がり方をしたので、打者の足に当たったと思ったのだろうが、打者は打球を確認して一塁に走り出そうとしていたので、当たっていなかったのは明白だ。

中断の原因となった谷繁のプレーも、捕手は谷繁にタッチしそこなっており、そこで併殺を狙って二塁に送球したにもかかわらず、主審は谷繁にタッチしたとみて、アウトを宣告している。
ところが、二塁塁審は、主審の判定を見ていなかったため、一塁走者にアウトを宣告してしまい、話がこんがらがってしまった。

審判のミスは明らかなのに、それを認めなかったから中断が長引いたらしいが、このへんが今のプロ野球の審判の問題だろう。

一般的に、日本の審判の地位は低い。

判定のレベルはともかく、元々プロ野球選手の「なりそこね」が、仕方なく審判をしている場合が多いものだから、選手たちから見下されているのは確かだ。

星野元監督をはじめとして、審判に対する抗議のし方は、どう見たって格下に対する言い方だ。
「てめえら、出来損ないのくせに、文句言うんじゃねえよ」とでも言いたげだ。

だからなのか、審判は判定への抗議に対して、妙に腰が引けている。
毅然とした態度を取れる審判は少ない。

ところが、変に強情なのか、判定ミスを簡単に認めないのだから厄介だ。
とにかく同じ言葉を繰り返して、後は猛抗議にただ耐えているだけだ。

また、長時間中断した後、再開する際の観客に対する放送も、いいかげんなものが多い。

「抗議の内容はこうでしたけれども、こういうわけなので、判定としてはこうなります」という説明が一切ないのだ。
ただ一言「とにかくアウト(セーフ)です」って言ってるようなものだ。

審判の地位・レベルの向上も、プロ野球が立ち直るかどうかの大きな問題だと思う。

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