今回は「モンタナの目撃者(CS)」です。
アンジェリーナ・ジョリーが主演を務め、大自然の脅威と暗殺者から少年を守るべく戦う森林消防隊員を描いたサバイバルサスペンス。監督・脚本は「ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン。共演に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルト、「ボヘミアン・ラプソディ」のエイダン・ギレン、「ボーダーライン」のジョン・バーンサル。
主演:アンジェリーナ・ジョリー
共演:フィン・リトル、ニコラス・ホルト、エイダン・ギレン、ジェイク・ウェバー、メディナ・センゴア、ジョン・バーンサル、タイラー・ペリーなど
<ストーリー>
過去に悲惨な事件を目撃したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員ハンナは、ある日の勤務中、目の前で父親を暗殺者に殺された少年コナーと出会う。コナーは父親が命懸けで守り抜いた秘密を握る唯一の生存者であるため、暗殺者に追われる身となっていた。コナーを守り抜くことを決意するハンナだったが、2人の行く手に大規模な山林火災が立ちはだかる。
2021年の作品で、久しぶりのアンジェリーナ・ジョリー主演の映画である。
と言っても、「トゥーム・レイダー」や「ソルト」みたいに暴れ回る役柄ではなく、アクション(と言ってもかなり控え目)とサバイバルの両方を兼ね備えた役柄となっている。
ただ、アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公ハンナは、殺人の目撃者である少年と逃避行を繰り返すのだが、追手である暗殺者を撃退するのは、ハンナだけではない。
と言うか、別に展開されていたところで、保安官と身重の妻が、暗殺者の一人をやっつける。
特に保安官の妻の方が、一人でいるところを暗殺者たちに襲われたものの、自力で逃げ出しただけではなく、反撃に転じるという、非常に勇気のある女性だ。
夫である保安官の方も、逃げまわっているハンナと女性を逃がすために、自らが犠牲となっているので、最後にこの二人が監視塔の中で山林火災から身を守ろうとするシーンは感動的でさえある。
むしろハンナたちは、終始逃げまわっているだけで、まともな反撃はあまりしていないし、山林火災に立ち向かうようなハデな行動もしていない。
ただし、この山林火災は、あらすじにあるように「大自然の驚異」とかいうものではなく、暗殺者たちが故意に火をつけたものだから、ある意味人災である。
このあたりがちょっと誤解を招くような気もする。
なので、最初はハンナと少年が大自然の驚異である山林火災から身を守るために奮闘する話かと思っていたのだが、全然違った。
また、そもそもこの事件の発端となった政治家絡みの疑惑が、暗殺者が死んだだけで、結局何だったのか、そしてどうなったのかがまったく説明されていない。
いちおう少年が持っていた証拠とやらは、メディアの手に渡っているのだろうけど、そのあたりの描写がまったくなかったのは、ちょっと残念。
とは言え、そういう期待感とのズレを除けば、全体的にはよくまとまっていたと思う。
ということで、評価は「B」にしておきます。
アンジェリーナ・ジョリーが主演を務め、大自然の脅威と暗殺者から少年を守るべく戦う森林消防隊員を描いたサバイバルサスペンス。監督・脚本は「ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン。共演に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルト、「ボヘミアン・ラプソディ」のエイダン・ギレン、「ボーダーライン」のジョン・バーンサル。
主演:アンジェリーナ・ジョリー
共演:フィン・リトル、ニコラス・ホルト、エイダン・ギレン、ジェイク・ウェバー、メディナ・センゴア、ジョン・バーンサル、タイラー・ペリーなど
<ストーリー>
過去に悲惨な事件を目撃したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員ハンナは、ある日の勤務中、目の前で父親を暗殺者に殺された少年コナーと出会う。コナーは父親が命懸けで守り抜いた秘密を握る唯一の生存者であるため、暗殺者に追われる身となっていた。コナーを守り抜くことを決意するハンナだったが、2人の行く手に大規模な山林火災が立ちはだかる。
2021年の作品で、久しぶりのアンジェリーナ・ジョリー主演の映画である。
と言っても、「トゥーム・レイダー」や「ソルト」みたいに暴れ回る役柄ではなく、アクション(と言ってもかなり控え目)とサバイバルの両方を兼ね備えた役柄となっている。
ただ、アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公ハンナは、殺人の目撃者である少年と逃避行を繰り返すのだが、追手である暗殺者を撃退するのは、ハンナだけではない。
と言うか、別に展開されていたところで、保安官と身重の妻が、暗殺者の一人をやっつける。
特に保安官の妻の方が、一人でいるところを暗殺者たちに襲われたものの、自力で逃げ出しただけではなく、反撃に転じるという、非常に勇気のある女性だ。
夫である保安官の方も、逃げまわっているハンナと女性を逃がすために、自らが犠牲となっているので、最後にこの二人が監視塔の中で山林火災から身を守ろうとするシーンは感動的でさえある。
むしろハンナたちは、終始逃げまわっているだけで、まともな反撃はあまりしていないし、山林火災に立ち向かうようなハデな行動もしていない。
ただし、この山林火災は、あらすじにあるように「大自然の驚異」とかいうものではなく、暗殺者たちが故意に火をつけたものだから、ある意味人災である。
このあたりがちょっと誤解を招くような気もする。
なので、最初はハンナと少年が大自然の驚異である山林火災から身を守るために奮闘する話かと思っていたのだが、全然違った。
また、そもそもこの事件の発端となった政治家絡みの疑惑が、暗殺者が死んだだけで、結局何だったのか、そしてどうなったのかがまったく説明されていない。
いちおう少年が持っていた証拠とやらは、メディアの手に渡っているのだろうけど、そのあたりの描写がまったくなかったのは、ちょっと残念。
とは言え、そういう期待感とのズレを除けば、全体的にはよくまとまっていたと思う。
ということで、評価は「B」にしておきます。
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