今回は「リベンジ・リスト(CS)」です。
ジョン・トラボルタが殺された妻への復讐に燃える元特殊部隊工作員を演じるアクション作品。
監督は「イレイザー」「スコーピオン・キング」のチャック・ラッセル。
主演:ジョン・トラボルタ
共演:クリストファー・メローニ、アマンダ・シュル、サム・トラメル、パトリック・セント・エスプリト、レベッカ・デモーネイ、アサンテ・ジョーンズ、ポール・スローン、ルイス・ダ・シルバ・Jr.、ジョーダン・ウェーレン、ジェイデン・ブレイク・コクラン、キャロライン・ケイン、フォルテ・シャノンなど
<ストーリー>
数々の殺しを請け負ってきた過去を持つ特殊部隊の元工作員で、現在は車の修理工として働くスタンリー・ヒルは、ある日、目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は逮捕されるが、裏社会とのつながりを持つ悪徳警官により釈放され、事件は闇へと葬られてしまう。妻を守れなかった無力さ、そして理不尽な社会への怒りから、スタンリーは封印していた過去の殺人テクニックを駆使し、復讐の鬼と化す。
2017年の作品である。
好きな俳優の一人であるジョン・トラボルタのアクション映画なので、楽しみにしていたのだが、ネットでの評価が結構低いのが気になっていた。
その理由は、実は最後の方でわかる。
というのは、途中までは特に違和感もなく物語は進むからだ。
ストーリーは、ネタバレを含めると次のようになっている。
「主人公スタンリーは、数々の殺しを請け負ってきた過去を持つ特殊部隊の元工作員で、現在は車の修理工として働くスタンリー・ヒルは、ある日、目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は逮捕されるが、裏社会とのつながりを持つ悪徳警官により釈放され、事件は闇へと葬られてしまう。妻を守れなかった無力さ、そして理不尽な社会への怒りから、スタンリーは封印していた過去の殺人テクニックを駆使し、復讐の鬼と化す。やがて、妻は偶然ではなく州知事の陰謀で殺されたと判明、知事の屋敷に攻め込んで復讐を果たす」
冒頭で、妻が殺されるシーンがあり、スタンリーも重傷を負うのだが、「元特殊部隊の工作員のくせに、何の抵抗もできずにやられてしまうのは情けない」という批判があった。
確かに、不意を襲われたとは言え、ほぼ殴られっ放しというのはどうか、という気はした。
しかし、それはたいしたことではない。
中盤以降、妻を殺したのが州知事の仕業とわかり、その復讐を果たすのはいいのだけど、黒幕が州知事であるのはいいとしても、実際に殺しに加担したのは、裏社会を牛耳るギャングである。
もちろんスタンリーはそいつらもボコボコにするのだけど、実質ラスボスであるはずのギャングの親玉レミ・Kが意外にあっさりとやられたのに対して、州知事を襲った時は、州知事の反撃に遭い、あわや殺されそうになる。
普通は逆じゃないの?
ギャングたちをボコボコにする時は、タイトルにもある「リベンジ・リスト」に基づいて一人ずつご丁寧に殺していくのだけど、連中の居場所も簡単に割り出しているし、簡単に始末しているし、ギャングたちが異変に気付いて警戒している様子はほとんどない。
そのあたりがまるっと省略されているので、何とも淡泊な展開だった。
数々の殺しを請け負ってきた元特殊部隊の工作員らしさが描かれていないわけだ。
そして州知事との対戦では、まわりにいたボディガードをいとも簡単に片づけて(そのあたりの描写は一切なし)いざ屋敷に乗り込んだ際、まるで予想していなかったかのように州知事の反撃に遭っている。
これって、元工作員としては失格なんでないの?
違和感というよりは、派手な活躍を期待していただけにちょっと残念な展開だった。
そして州知事を始末した後の行動も、ちょっとよくわからなかった。
スタンリーは、警官に取り囲まれた際、わざと抵抗しようとして撃たれ、病院送りになるのだが、これは何のため?
たぶん、病院送りにされないと、いきなり刑務所行きになってしまうから、ということかも知れないが、防弾チョッキを着ていたとは言え、下手をしたら殺されていたかも知れないというのに、何とも無謀な行動だったと思う。
そして最後は、警備を装った刑事がとどめを刺しに来るところを相棒と共に倒した後、海外に逃亡する。
何か「いい話」みたいな終わり方をしていたが、こちらとしてはちょっと消化不良な感じだった。
ということで、大きな違和感はなかったものの、何かしっくりこなかったので、評価は「C」といたします。
ジョン・トラボルタが殺された妻への復讐に燃える元特殊部隊工作員を演じるアクション作品。
監督は「イレイザー」「スコーピオン・キング」のチャック・ラッセル。
主演:ジョン・トラボルタ
共演:クリストファー・メローニ、アマンダ・シュル、サム・トラメル、パトリック・セント・エスプリト、レベッカ・デモーネイ、アサンテ・ジョーンズ、ポール・スローン、ルイス・ダ・シルバ・Jr.、ジョーダン・ウェーレン、ジェイデン・ブレイク・コクラン、キャロライン・ケイン、フォルテ・シャノンなど
<ストーリー>
数々の殺しを請け負ってきた過去を持つ特殊部隊の元工作員で、現在は車の修理工として働くスタンリー・ヒルは、ある日、目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は逮捕されるが、裏社会とのつながりを持つ悪徳警官により釈放され、事件は闇へと葬られてしまう。妻を守れなかった無力さ、そして理不尽な社会への怒りから、スタンリーは封印していた過去の殺人テクニックを駆使し、復讐の鬼と化す。
2017年の作品である。
好きな俳優の一人であるジョン・トラボルタのアクション映画なので、楽しみにしていたのだが、ネットでの評価が結構低いのが気になっていた。
その理由は、実は最後の方でわかる。
というのは、途中までは特に違和感もなく物語は進むからだ。
ストーリーは、ネタバレを含めると次のようになっている。
「主人公スタンリーは、数々の殺しを請け負ってきた過去を持つ特殊部隊の元工作員で、現在は車の修理工として働くスタンリー・ヒルは、ある日、目の前で強盗に妻を殺害される。容疑者は逮捕されるが、裏社会とのつながりを持つ悪徳警官により釈放され、事件は闇へと葬られてしまう。妻を守れなかった無力さ、そして理不尽な社会への怒りから、スタンリーは封印していた過去の殺人テクニックを駆使し、復讐の鬼と化す。やがて、妻は偶然ではなく州知事の陰謀で殺されたと判明、知事の屋敷に攻め込んで復讐を果たす」
冒頭で、妻が殺されるシーンがあり、スタンリーも重傷を負うのだが、「元特殊部隊の工作員のくせに、何の抵抗もできずにやられてしまうのは情けない」という批判があった。
確かに、不意を襲われたとは言え、ほぼ殴られっ放しというのはどうか、という気はした。
しかし、それはたいしたことではない。
中盤以降、妻を殺したのが州知事の仕業とわかり、その復讐を果たすのはいいのだけど、黒幕が州知事であるのはいいとしても、実際に殺しに加担したのは、裏社会を牛耳るギャングである。
もちろんスタンリーはそいつらもボコボコにするのだけど、実質ラスボスであるはずのギャングの親玉レミ・Kが意外にあっさりとやられたのに対して、州知事を襲った時は、州知事の反撃に遭い、あわや殺されそうになる。
普通は逆じゃないの?
ギャングたちをボコボコにする時は、タイトルにもある「リベンジ・リスト」に基づいて一人ずつご丁寧に殺していくのだけど、連中の居場所も簡単に割り出しているし、簡単に始末しているし、ギャングたちが異変に気付いて警戒している様子はほとんどない。
そのあたりがまるっと省略されているので、何とも淡泊な展開だった。
数々の殺しを請け負ってきた元特殊部隊の工作員らしさが描かれていないわけだ。
そして州知事との対戦では、まわりにいたボディガードをいとも簡単に片づけて(そのあたりの描写は一切なし)いざ屋敷に乗り込んだ際、まるで予想していなかったかのように州知事の反撃に遭っている。
これって、元工作員としては失格なんでないの?
違和感というよりは、派手な活躍を期待していただけにちょっと残念な展開だった。
そして州知事を始末した後の行動も、ちょっとよくわからなかった。
スタンリーは、警官に取り囲まれた際、わざと抵抗しようとして撃たれ、病院送りになるのだが、これは何のため?
たぶん、病院送りにされないと、いきなり刑務所行きになってしまうから、ということかも知れないが、防弾チョッキを着ていたとは言え、下手をしたら殺されていたかも知れないというのに、何とも無謀な行動だったと思う。
そして最後は、警備を装った刑事がとどめを刺しに来るところを相棒と共に倒した後、海外に逃亡する。
何か「いい話」みたいな終わり方をしていたが、こちらとしてはちょっと消化不良な感じだった。
ということで、大きな違和感はなかったものの、何かしっくりこなかったので、評価は「C」といたします。
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