はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

悪いのは教育か?

2004-12-04 | 日記
今日の産経新聞「産経抄」から。

最近「家庭破壊・家族否定の暴力は、ただごとではない」ということで、11月に、茨城県で起きた2件の殺人事件について触れている。

水戸市の方は、19才のガキが両親を鉄アレイで殴り殺し、土浦市の方は、28才のプー太郎が両親と姉を包丁と金づちで殺している。

この二人に共通していることは、働きもせず、何~んにもやる気のないバカ野郎だということだ。

特に28才の方は、家庭内暴力の常習者だったらしい。

筆者は、このいわゆるニートと呼ばれる連中について『過度の孤独感や不安感をつのらせ、親や兄弟に向かってこうも攻撃的になるのはなにゆえか』と疑問を投げかけ、『家族を否定し仮定を破壊する思想?の底流にあるものをつきとめる必要がある』と述べている。

はたしてそうだろうか。

誰しも、成長期において、家庭や学校における「孤独感」や将来に対する「不安感」を一度はもつものだ。
それを克服して、やっと一人前の社会人になれるわけである。

克服するのは、もちろん自分自身だが、当然家族の協力・理解も必要となる。
自分だけでは、どうしようもないことだってたくさんあるからだ。

ということは、やはりこういう基地外のような若者を育てた責任の一端は、その両親にあるのではないか。
そこで、放ったらかしにしていたり、言うがままの自由にさせていたりするから、自分自身では何も判断できないガキになってしまう、と思うのだが。

特に、19才のガキの両親は二人とも学校の先生なんだそうな。
学校でどのような教育をしていたのか、聞いてみたいものだ。

ただ一方で、こういうガキどもをのさばらせているマスコミにも問題がある。
「社会」ではなく「マスコミ」だ。

こいつらが「ニート」などというわけのわからない言葉を作り出し、「今流行ってるんです。こういう若者が最近多いんです」みたいな言い方をしているが、若者が悩むのは当たり前のことだ。

しかも、筆者自身が言っているように、そこには「思想」などというものはない。
それをいちいち「ニート」だとか「引きこもり族」だとか肩書きなんてつけるから、本人たちが「早く立ち直ろう」としなくなるのではないか。

マスコミは、どうすれば解決するのか、なんて気持ちはさらさらなし、ただ煽っているだけ。

もし解決をしたいのなら、親の責任を問え。
学校や社会のせいになんかするな。

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