何かと問題が多いスポーツ界に、またまた新たな新星が登場した。
アメフトに続いて、今度はボクシングである。
日本ボクシング連盟の会長である山根明。
アメフトで問題となった日大の理事長である田中英寿とも昵懇の仲らしいので、二人合わせて「悪のアンガールズ」などとネットでは言われている。
このおっさんに対する疑惑は以下の通り。
①アスリートの助成金の不正流用
②試合用グローブなどの不透明な独占販売
③公式試合における組織的な審判不正
①については、オリンピック代表となった成松大介選手の助成金を、「他の2人と分けろ」と指示したことが、連盟関係者と彼とのやり取りを録音した記録が残っている。
③については、特に奈良県出身者に対するエコ贔屓が露骨すぎて、審判に対して恫喝まがいの言動を行っていたそうで、疑惑の判定のシーンの映像も残っている。
これに対して、当の本人はテレビに生出演して、これら疑惑に対して真っ向から否定したそうだ。
https://toyokeizai.net/articles/-/232309
このやり取りや、ニュースでも報道されたインタビュー等を見ていると、少なくとも山根本人は、まったく反省していないことがわかる。
それどころか、自身の気持ちをネットに公表した村田諒太選手に対して「生意気だ」と一言。
要するに「誰のおかげで強くなれたと思っているんだ」という、自意識過剰なワンマンがよく口にする言葉を、テレビで全国の視聴者に向かって吐いたわけだ。
逃げ隠れしている「アンガールズ」の相方である田中英寿と違って、堂々としたものだ。
これ以外にも、山根がホテルに宿泊する際には、「おもてなしリスト」なるものが事前に送られてきて、コーヒーやらお菓子・果物まで「用意しなければならないモノ」が指定されてくるそうだ。
これに対しても「そんな指示をしたことはない」と一蹴。
ただ、これはたぶん山根の言う通りだろうと思う。
つまり、山根会長がいちいち指示なんかしなくても、それを察したイエスマン達が「忖度」をして、「会長の好物は、○○と△△と・・・だ。粗相のないようにしろよ」くらいのことは当然言っているはず。
これについては、私自身にも経験がある。
一つは、同じスポーツ界で、その影響力はボクシングの比ではない社会人野球。
そこの元会長(すでに故人)が、いろんな大会に顔を出す際に、取り巻き連中(?)から回ってくる指示は「会長は、ヘネシーしか飲まない。タバコも○○、等々」
当然のことながら、当日会長の周りにはエネシーが並んでいる。
これなども、会長自身が「オレにヘネシーを用意しておけ」などと言うはずがない。
言わなくたって、いつもちゃんと用意されているのだから、本人としては「オレはそんな指示などしたことはない」と思っているはずだ。
もう一つは、前に勤めていた会社でのこと。
当時、本社の分工場である地方の小さな工場に勤務していたのだが、ここへあるエラい人が来る、となった時、その時総務担当をしていた私の元に、そのエラい人の忠実なる部下である人(私と比べても格上)が、私に対して「○○さんがそちらに行くので、昼食を用意するように。○○さんは肉が好き、ウナギでも可」と指示してきた。
まだまだ血気盛んだった私は、当然のことながら「こちらには食堂がありますので、それを利用してください」と回答(もちろん、過剰な要求に対しての皮肉も込めて)したところ、私に対して反論はなかったのだが、今度は近くにある関連会社に対して、同様の要求をしたらしくて、次の日のその関連会社の営業部長さんが「○○さんがこちらに来るそうだけど、何しに来るの?」と聞いてきた。
聞いてみると、その関連会社に対して「○○さんが、いついつそちらに行くので、昼食を付き合ってほしい」と言ってきたらしい。
要は、「昼食を用意しろ」と要求してきたわけだ。
私と違って、立場的にその○○さんには逆らえない営業部長は「なるほどね、そういうことか」と渋々ながら納得して帰っていったのだけど、少し大きな会社であれば、似たりよったりのことは結構あるのではないかと思う。
その手の問題対して「オレはそんな要求をしたことがない」と堂々と言える神経は、ある意味たいしたものだけど、こういう輩に限って、その好物が用意されていないと、さすがに「何で用意されていないんだ!」と怒鳴り散らしたりはいないけど、機嫌が悪くなったりするので、受入側としては、「そんなことなら好物を用意した方が楽」と思っても無理はない。
いずれにしても、山根会長の疑惑は真っ黒だろうし、辞任するまで騒動は収まりそうにない。
アメフトに続いて、今度はボクシングである。
日本ボクシング連盟の会長である山根明。
アメフトで問題となった日大の理事長である田中英寿とも昵懇の仲らしいので、二人合わせて「悪のアンガールズ」などとネットでは言われている。
このおっさんに対する疑惑は以下の通り。
①アスリートの助成金の不正流用
②試合用グローブなどの不透明な独占販売
③公式試合における組織的な審判不正
①については、オリンピック代表となった成松大介選手の助成金を、「他の2人と分けろ」と指示したことが、連盟関係者と彼とのやり取りを録音した記録が残っている。
③については、特に奈良県出身者に対するエコ贔屓が露骨すぎて、審判に対して恫喝まがいの言動を行っていたそうで、疑惑の判定のシーンの映像も残っている。
これに対して、当の本人はテレビに生出演して、これら疑惑に対して真っ向から否定したそうだ。
https://toyokeizai.net/articles/-/232309
このやり取りや、ニュースでも報道されたインタビュー等を見ていると、少なくとも山根本人は、まったく反省していないことがわかる。
それどころか、自身の気持ちをネットに公表した村田諒太選手に対して「生意気だ」と一言。
要するに「誰のおかげで強くなれたと思っているんだ」という、自意識過剰なワンマンがよく口にする言葉を、テレビで全国の視聴者に向かって吐いたわけだ。
逃げ隠れしている「アンガールズ」の相方である田中英寿と違って、堂々としたものだ。
これ以外にも、山根がホテルに宿泊する際には、「おもてなしリスト」なるものが事前に送られてきて、コーヒーやらお菓子・果物まで「用意しなければならないモノ」が指定されてくるそうだ。
これに対しても「そんな指示をしたことはない」と一蹴。
ただ、これはたぶん山根の言う通りだろうと思う。
つまり、山根会長がいちいち指示なんかしなくても、それを察したイエスマン達が「忖度」をして、「会長の好物は、○○と△△と・・・だ。粗相のないようにしろよ」くらいのことは当然言っているはず。
これについては、私自身にも経験がある。
一つは、同じスポーツ界で、その影響力はボクシングの比ではない社会人野球。
そこの元会長(すでに故人)が、いろんな大会に顔を出す際に、取り巻き連中(?)から回ってくる指示は「会長は、ヘネシーしか飲まない。タバコも○○、等々」
当然のことながら、当日会長の周りにはエネシーが並んでいる。
これなども、会長自身が「オレにヘネシーを用意しておけ」などと言うはずがない。
言わなくたって、いつもちゃんと用意されているのだから、本人としては「オレはそんな指示などしたことはない」と思っているはずだ。
もう一つは、前に勤めていた会社でのこと。
当時、本社の分工場である地方の小さな工場に勤務していたのだが、ここへあるエラい人が来る、となった時、その時総務担当をしていた私の元に、そのエラい人の忠実なる部下である人(私と比べても格上)が、私に対して「○○さんがそちらに行くので、昼食を用意するように。○○さんは肉が好き、ウナギでも可」と指示してきた。
まだまだ血気盛んだった私は、当然のことながら「こちらには食堂がありますので、それを利用してください」と回答(もちろん、過剰な要求に対しての皮肉も込めて)したところ、私に対して反論はなかったのだが、今度は近くにある関連会社に対して、同様の要求をしたらしくて、次の日のその関連会社の営業部長さんが「○○さんがこちらに来るそうだけど、何しに来るの?」と聞いてきた。
聞いてみると、その関連会社に対して「○○さんが、いついつそちらに行くので、昼食を付き合ってほしい」と言ってきたらしい。
要は、「昼食を用意しろ」と要求してきたわけだ。
私と違って、立場的にその○○さんには逆らえない営業部長は「なるほどね、そういうことか」と渋々ながら納得して帰っていったのだけど、少し大きな会社であれば、似たりよったりのことは結構あるのではないかと思う。
その手の問題対して「オレはそんな要求をしたことがない」と堂々と言える神経は、ある意味たいしたものだけど、こういう輩に限って、その好物が用意されていないと、さすがに「何で用意されていないんだ!」と怒鳴り散らしたりはいないけど、機嫌が悪くなったりするので、受入側としては、「そんなことなら好物を用意した方が楽」と思っても無理はない。
いずれにしても、山根会長の疑惑は真っ黒だろうし、辞任するまで騒動は収まりそうにない。
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