今回は「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」です。
漫画家・水木しげるの生誕100周年記念作品で、2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた長編アニメーション。
声優陣には沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫らテレビアニメ第6期のキャストのほか、鬼太郎の父を関俊彦、水木を木内秀信が演じる。「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の古賀豪が監督、テレビアニメ「マクロスF」の吉野弘幸が脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の副監督・谷田部透湖がキャラクターデザインを担当。
<ストーリー>
昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
そもそも目玉のおやじって何やねん、という単純な気持ちだけで見ていると、ちょっとどよ~んとするくらい、結構重かったです。
もともとは妖怪の物語なので、そんな明るい爽やかな話ではないことくらいは覚悟していましたが、思ったよりグロいですし、悲惨な物語でした。
でも、これで「何で目玉のおやじは目玉だけなの?」という疑問が解ける内容となっています。
ただ、それも本編の中でわかる出来事ではなく、実は本編では、「探していた妻が龍賀家に囚われていた上に、身籠っていることを知った目玉のおやじが、自らを犠牲にして暗黒面に落ちている龍賀家の当主を倒すことを決意し、水木青年に妻と子を託して逃がすのだが・・・」というところで終わってしまいます。
従って、エンドロールが流れ始めた時に「えっ?じゃあ何で目玉だけになったのか全然わからんじゃん。だいたい鬼太郎はどこでどうなったの?」と思ってビックリしましたが、そのエンドロールの最中に、実は・・・という事実が判明するようになっていました。
いろいろとビックリさせるやんけ!
ただ、目玉のおやじ(もちろん鬼太郎も・・)って、妖怪じゃなくて幽霊族ということらしくて、その幽霊族の血を使って人間のための特効薬を作っていた龍賀一族の陰謀を目玉のおやじと準主役である水木青年が暴いてこれを阻止する、という流れになっていますので、ある意味「謎解き」としても楽しむことができます。
ただ、血液銀行って何なの?とか、最後のバトルはいったいどういう状況なの?とかいう細かいディテールについての説明はほとんどないので、その点ではちょっと不満かも。
また、目玉のおやじには実は名前はなくて、初めて登場した時に、龍賀家に奉公していた男(これが実はねずみ男で、当然彼を知っていた?)が彼を見て、「ゲゲッ」って言って驚いていたのを聞いていた水木青年が「じゃあ、アンタのことはゲゲ太郎と呼ばせてもらうよ」というのがきっかけみたいです!?
ゲゲ太郎の子が、「ゲゲゲの鬼太郎」になったという経緯までは、さすがに紹介されていませんでしたが・・・
その鬼太郎と猫娘は、最初と最後にしか出てきません。
冒頭で鬼太郎の両親について取材しようとしていた廃業寸前の雑誌社の記者が登場しますが、その彼が「どうして鬼太郎さんは人間の味方をするんですか?」と聞きます。
その答えがこの本編にあるわけです。
なぜなら、鬼太郎は人間に助けられたおかげで生きていられるから、というわけです。
ということで、なかなかにおどろおどろしい面もありましたが、結構面白かったので、評価は「B」にします。
作画を見る限り、これがあの「呪術廻戦」の元になったのかな?という気もしました。
漫画家・水木しげるの生誕100周年記念作品で、2018〜20年に放送されたテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期をベースに、シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた長編アニメーション。
声優陣には沢城みゆき、野沢雅子、古川登志夫らテレビアニメ第6期のキャストのほか、鬼太郎の父を関俊彦、水木を木内秀信が演じる。「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の古賀豪が監督、テレビアニメ「マクロスF」の吉野弘幸が脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の副監督・谷田部透湖がキャラクターデザインを担当。
<ストーリー>
昭和31年。鬼太郎の父であるかつての目玉おやじは、行方不明の妻を捜して哭倉村へやって来る。その村は、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族が支配していた。血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死の弔いを建前に密命を背負って村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。当主の後継をめぐって醜い争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が惨殺される事件が発生。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。
そもそも目玉のおやじって何やねん、という単純な気持ちだけで見ていると、ちょっとどよ~んとするくらい、結構重かったです。
もともとは妖怪の物語なので、そんな明るい爽やかな話ではないことくらいは覚悟していましたが、思ったよりグロいですし、悲惨な物語でした。
でも、これで「何で目玉のおやじは目玉だけなの?」という疑問が解ける内容となっています。
ただ、それも本編の中でわかる出来事ではなく、実は本編では、「探していた妻が龍賀家に囚われていた上に、身籠っていることを知った目玉のおやじが、自らを犠牲にして暗黒面に落ちている龍賀家の当主を倒すことを決意し、水木青年に妻と子を託して逃がすのだが・・・」というところで終わってしまいます。
従って、エンドロールが流れ始めた時に「えっ?じゃあ何で目玉だけになったのか全然わからんじゃん。だいたい鬼太郎はどこでどうなったの?」と思ってビックリしましたが、そのエンドロールの最中に、実は・・・という事実が判明するようになっていました。
いろいろとビックリさせるやんけ!
ただ、目玉のおやじ(もちろん鬼太郎も・・)って、妖怪じゃなくて幽霊族ということらしくて、その幽霊族の血を使って人間のための特効薬を作っていた龍賀一族の陰謀を目玉のおやじと準主役である水木青年が暴いてこれを阻止する、という流れになっていますので、ある意味「謎解き」としても楽しむことができます。
ただ、血液銀行って何なの?とか、最後のバトルはいったいどういう状況なの?とかいう細かいディテールについての説明はほとんどないので、その点ではちょっと不満かも。
また、目玉のおやじには実は名前はなくて、初めて登場した時に、龍賀家に奉公していた男(これが実はねずみ男で、当然彼を知っていた?)が彼を見て、「ゲゲッ」って言って驚いていたのを聞いていた水木青年が「じゃあ、アンタのことはゲゲ太郎と呼ばせてもらうよ」というのがきっかけみたいです!?
ゲゲ太郎の子が、「ゲゲゲの鬼太郎」になったという経緯までは、さすがに紹介されていませんでしたが・・・
その鬼太郎と猫娘は、最初と最後にしか出てきません。
冒頭で鬼太郎の両親について取材しようとしていた廃業寸前の雑誌社の記者が登場しますが、その彼が「どうして鬼太郎さんは人間の味方をするんですか?」と聞きます。
その答えがこの本編にあるわけです。
なぜなら、鬼太郎は人間に助けられたおかげで生きていられるから、というわけです。
ということで、なかなかにおどろおどろしい面もありましたが、結構面白かったので、評価は「B」にします。
作画を見る限り、これがあの「呪術廻戦」の元になったのかな?という気もしました。
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