本気で「政権交代」なんて言ってるわけじゃないも～ん

立憲民主党の枝野が、今秋の衆院選において「政権交代」を目指すのだそうな。

支持率３％の人気政党が、いったいどうすれば政権を取れるのだろうか。

枝野の頼みの綱（？）は、もちろん起死回生の一発である「ゼロコロナ」だろう。

ここまで蔓延した武漢肺炎（新型コロナ）なのだから、感染拡大を防止しながら経済を回して、何とか共存（？）しながら進んでいこう、というのが現在政府が進めている「ウィズコロナ」であるはずだけど、枝野はこれを「根絶」するつもりらしい。

もちろん勝算はある。

秘策として枝野が提案するのが、次の３つだ。

１．まずは、医療機関や医療従事者等に対する支援、そして病床の確保を最優先とし、命を守る砦である医療の崩壊・壊滅を食い止めます。
２．無症状の方を含めた感染者の早期把握と確実な隔離を進めることで、感染拡大の防止を徹底します。
３．感染を封じ込めるまでの間、政治が責任を持って倒産や廃業を防ぐ補償を準備し、誰一人取り残すことがない生活支援を実現します。

うん、すばらしい！

これを実施すれば、武漢肺炎（新型コロナ）は根絶できる・・・のか？

「医療崩壊」が起こりつつあるから、「これを食い止めればいい」

「感染者の把握や確実な隔離が困難」だから、「これを徹底すればいい」

経済が回らないことによって「倒産や廃業が増えている」から、「誰一人として取り残さないようにいればいい」

言っているのは、こういうことである。

プロ野球選手が、「スライダーがどうしても打てない」と悩んでいる時に、「そんなのは簡単だ。スライダーを打てるようにすればいいだけ」と言っている、あるいは「ストライクが入らない」と悩んでいる投手に対して「簡単だ。ストライクを入れればいいだけ」と言ってるのと同じだ。

つまり、具体的なことは何も言っていない。

「言っていないに等しい」のではなく、まったく言っていない。

よくこんなアホなことが堂々と言えるなあ、と思えるほど、枝野の発言には中身がない。

もちろん、枝野には「政権交代」する気などまったくないだろう。

武漢肺炎（新型コロナ）の感染拡大防止についても、同様たろう。

できるはずもないし、するつもりもない。

東日本大震災の時に、官房長官として「ちぇ、面倒くせえなあ」という思いを相当したはずだ。

政権を取ると、すべての言動に対して、普段以上に「責任」が発生するが、立憲民主党の連中に、責任を取るつもりのあるヤツは一人もいない。

ただ、「政権交代なんか目指さない」と言っちゃうと、党内の反発分子から足を引っ張られそうなので、とりあえず言ってみただけ。

実際、同士である小西洋之が「政権交代を目指そうなんて思っている人は一人もいませんよ」と証言している。

どこまでも「口だけ」の連中である。