はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

何だって? 海水から塩分が検出されたって?

2024-05-10 | 日記
日本のメディアは大半がクソであることは周知の事実だけど、その中でも積極的に風評被害を広げようと頑張っている(?)メディアがある。

その一つが共同通信だ。

東電が今月7日に福島第1原発周辺の海水から1リットル当たり13ベクレルの放射性物質トリチウムを検出したことを発表したのだが、この数値はWHOが定める1リットル当たり1万ベクレルの飲料水基準をはるかに下回る量であった。

ところが、このことを報道する際、共同通信は次のような見出しの記事を配信した。

「海水からトリチウム検出 原発処理水放出口付近」

内容をよ~く読めば、検出されたトリチウムは基準値を大幅に下回る数値なので、「まったく問題ない」ということがわかる。

ところが、この見出しだけを見た人の多くは、「おいおい、処理水からトリチウムがたくさん出てるんじゃないか? どうなってんだよ」と思うはずだ。

共同通信はあえて数値には触れず、検出されたことだけを見出しにしているのだから、どう考えてもそう思わせようとしていることは明らかだ。

あまりにも意図的で扇動的だ。

当然のことながら、「見出しがおかしい」と思う人がいてもおかしくないはずなのに、これに対して批判したメディアは、知る限りでは産経新聞のみ。

産経新聞は、自民党・ジャーナリスト・現地の人たち等関係者にも取材して、「これはかなり悪質だ!」というコメントを取っている。

中でも、原発事故に伴う風評被害の実態を取材しているというジャーナリスト・林智弘氏は、「これって、海水から塩分が検出されました、って言っているのと同じ」とかなり強く批判している。

まあ、共同通信としては、そんなことは百も承知で「見出ししか見ないで判断する情弱層」を狙っていることは間違いないだろう。

たとえ批判されても「いや、検出されたのは事実でしょ」とでも言って、「ウソは書いてませ~ん」という態度を取るんだろうけどね。

もちろん、他のメディアも、批判があることさえ一切報じていないし、ある意味共犯関係にある、と言ってもいいと思う。

https://www.sankei.com/article/20240508-T6OA4BLDGFD4VDKIHQGZNZRNO4/

ちなみに、この記事の内容をもとに、あるネットユーザーが生成AI(人工知能)「チャットGPT」にタイトルを作成させたところ、適切なタイトルは「「トリチウム検出 基準下回る」だったそうだ。

もう、既存のメディアは、記事はともかく見出しを付ける時は、AIに任せた方がいいんじゃないの?


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