そりゃあ、いつか来るよ

嫁さんが、急に「１０日以内に南海トラフでマグニチュード８の地震が起きるらしいよ」と言い出したので、「んなアホな」と思い、調べてみると・・・

大学が共同で研究しているチームが、今月１０日に英国の科学誌に発表したものらしいが、その内容が以下のものだ。

「南海トラフの東西どちらかでマグニチュード８以上の巨大地震が発生した後、３年以内にもう片方でも巨大地震が続発する確率は４．３～９６％」

何だか持って回ったような言い方だけど、まず大前提として「南海トラフの東西どちらかでマグニチュード８以上の巨大地震が発生した場合」という条件がつく。

この時期がいつ頃になるのか、についての言及はない。

しかも、そのような巨大地震が発生した後、３年以内に同様の大地震が発生する確率が「４.３％～９６％」というわけだから、ずいぶんと幅が広い。

４.３％でも結構な確率だと言えなくもないが、９６％となると、ほぼ間違いなく発生すると言っているのと同じだ。

その理由については、次のように言っている。

「確率の幅が広いのは、１３６１年以降の続発例を６回中２回とみる見方と、４回とみる見方があるため」

１万回中の２回か４回か、ではない。

６回のうちの２回か４回かでは、そこから導き出せる結論は大きく違うだろう。

しかも、担当の准教授は「数字で示した方が、続発する可能性の高さや不確実性をイメージしてもらいやすいのではないか」とコメントしたそうだが、こんな数字を出されたのでは、かえってわけがわからなくなるだけだ。

雨の降った日に、気象庁から「翌日もう一度雨が降る確率は４.３％～９６％」などと言われたら、大半の人は「はあ？ふざけんな！」と怒るだろう。

だいたい「ここ〇〇以内に、関東あるいは東海地区で大地震が起こるぞ」と言われ続けて、すでに５０年近くも経っている。

その間に発生した大きな地震は、関東圏ではなく、瀬戸内海（阪神淡路地区）であったり、東北地区であったり熊本であったり、まったく予想外の地域で起きている。

いつかどこかで大地震が起こる確率は、「ほぼ１００％」だろうし、「だから、どうすればいいんだ？」としか言いようがない。

これを受けて、ネットなどでは「日本は呪われている。早く脱出すべきだ」とか、まるで立憲民主党の小西洋之みたいなことを言っているアホが湧いているが、結局のところ不安を煽るばかりで、何の意味もないと思うぞ。

ただし・・・

チョー〇ン人などは、こんな列島から早く脱出した方がいい！

https://news.livedoor.com/article/detail/23513028/