今日は「名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~」です。
『名探偵コナン』シリーズの主要な登場人物である灰原哀の過去を、アニメシリーズのエピソードから重要シーンを再編集してまとめた劇場版。ファンに人気のエピソード「漆黒の特急(ミステリートレイン)」を中心に構成され、コードネーム「シェリー」こと黒ずくめの組織の科学者・宮野志保が、組織を抜け出すために薬で幼児化し、灰原として江戸川コナンたちと出会う。ボイスキャストには高山みなみや林原めぐみ、緒方賢一、堀之紀などが名を連ねる。
<ストーリー>
コードネーム「シェリー」として黒ずくめの組織で活動する科学者の宮野志保は、毒薬「APTX(アポトキシン)4869」を開発する。それは、工藤新一を幼児化させた薬だったが、姉の明美が黒ずくめの組織に殺害されたことを知ったシェリーは、自らAPTX4869を飲む。組織から逃れたシェリーは灰原哀と名乗り、幼児化した姿で身を隠すが、組織の幹部、ジンと再会してしまう。
TVシリーズの特別編集版ということだそうだ。
アニメで放映されたもののうち、灰原哀に関するエピソードを中心に編集したものなので、アニメ版を見ている人にとっては、大半のものが見たことのある内容ということになるのだろうが、私は見たことがない場面ばかりだったので、ある意味新鮮だった。
灰原哀が初登場するシーンは、さすがに画面も古かったが、とにかく知らないことだらけだった。
灰原哀の正体が、すでに「黒の組織」にバレているということらしいし、コナンの母親と組織の一員であるベルモットが、実は知り合いである、ということらしいが、だとしたら、その後の組織の動きは、まるで「灰原哀って、いったい何者だ?」と思わせるようなものなのでちょっと理解できない。
正体を知られていないからこそ、微妙なところで組織から逃げ切れていると思っていたのだが、何だかよくわからなくなってきた。
今後の作品を見るにあたっては、重要な部分を知ったという意味で見てよかったのかも知れないが、ちょっとがっかりした。
しかも、登場人物が多すぎて、「あれって、〇〇だったっけ?」という人物があちこちに出てくるので、見ていて混乱してしまう。
とは言え、本作は映画版ではないので、元々のアニメの基本である推理モノにちゃんとなっているところは良かったと思う。
アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」をモチーフにしたようなトリックになっていて、それはそれでよく考えられていると思う。
ただ、そこに怪盗キッドが登場すると、途端に中身が薄っぺらになってしまうのは、しょうがないのだろうか。
何と言っても、怪盗キッドは神出鬼没だし、老若男女何にでも変装できるし、とにかく何でもできるので、トリックというもの自体が意味をなさなくなるからだ。
今作でも、最後の最後で「灰原哀はどうなったの?」という大事な場面に登場するので、一気に興覚めしてしまう。
コナンファンにとっては、かなり人気のあるキャラクターなんだろうが、私にとっては迷惑な存在でしかない。
今春に公開される最新作「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」につながる作品だと思って見たのだが、あんまり関係ないみたいだ。
ということで、まずまず楽しめたけど、テレビ版を映画用に作り直しただけのような作品だったので、評価は「C」にします。
だけど、何で「魚影」に「サブマリン」などと読ませてるの?
『名探偵コナン』シリーズの主要な登場人物である灰原哀の過去を、アニメシリーズのエピソードから重要シーンを再編集してまとめた劇場版。ファンに人気のエピソード「漆黒の特急(ミステリートレイン)」を中心に構成され、コードネーム「シェリー」こと黒ずくめの組織の科学者・宮野志保が、組織を抜け出すために薬で幼児化し、灰原として江戸川コナンたちと出会う。ボイスキャストには高山みなみや林原めぐみ、緒方賢一、堀之紀などが名を連ねる。
<ストーリー>
コードネーム「シェリー」として黒ずくめの組織で活動する科学者の宮野志保は、毒薬「APTX(アポトキシン)4869」を開発する。それは、工藤新一を幼児化させた薬だったが、姉の明美が黒ずくめの組織に殺害されたことを知ったシェリーは、自らAPTX4869を飲む。組織から逃れたシェリーは灰原哀と名乗り、幼児化した姿で身を隠すが、組織の幹部、ジンと再会してしまう。
TVシリーズの特別編集版ということだそうだ。
アニメで放映されたもののうち、灰原哀に関するエピソードを中心に編集したものなので、アニメ版を見ている人にとっては、大半のものが見たことのある内容ということになるのだろうが、私は見たことがない場面ばかりだったので、ある意味新鮮だった。
灰原哀が初登場するシーンは、さすがに画面も古かったが、とにかく知らないことだらけだった。
灰原哀の正体が、すでに「黒の組織」にバレているということらしいし、コナンの母親と組織の一員であるベルモットが、実は知り合いである、ということらしいが、だとしたら、その後の組織の動きは、まるで「灰原哀って、いったい何者だ?」と思わせるようなものなのでちょっと理解できない。
正体を知られていないからこそ、微妙なところで組織から逃げ切れていると思っていたのだが、何だかよくわからなくなってきた。
今後の作品を見るにあたっては、重要な部分を知ったという意味で見てよかったのかも知れないが、ちょっとがっかりした。
しかも、登場人物が多すぎて、「あれって、〇〇だったっけ?」という人物があちこちに出てくるので、見ていて混乱してしまう。
とは言え、本作は映画版ではないので、元々のアニメの基本である推理モノにちゃんとなっているところは良かったと思う。
アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」をモチーフにしたようなトリックになっていて、それはそれでよく考えられていると思う。
ただ、そこに怪盗キッドが登場すると、途端に中身が薄っぺらになってしまうのは、しょうがないのだろうか。
何と言っても、怪盗キッドは神出鬼没だし、老若男女何にでも変装できるし、とにかく何でもできるので、トリックというもの自体が意味をなさなくなるからだ。
今作でも、最後の最後で「灰原哀はどうなったの?」という大事な場面に登場するので、一気に興覚めしてしまう。
コナンファンにとっては、かなり人気のあるキャラクターなんだろうが、私にとっては迷惑な存在でしかない。
今春に公開される最新作「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」につながる作品だと思って見たのだが、あんまり関係ないみたいだ。
ということで、まずまず楽しめたけど、テレビ版を映画用に作り直しただけのような作品だったので、評価は「C」にします。
だけど、何で「魚影」に「サブマリン」などと読ませてるの?
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