はぶて虫のささやき

日々の出来事について、雑感を書いてます。
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(旧:はぶて日記)

ぐろーばるすたんだーど?

2013-02-14 | 日記
オリンピックの競技種目の中からレスリングが除外されそうだ、ということで大騒ぎしている。

ニュースなどでは「事前のロビー活動不足だ」ということで、レスリング関係者に対して批判の目を向けている。

これに対して、関係者の方は言えば、「まったくの寝耳に水だ」と驚いている。

まあ、ロビー活動などというものが下手な日本としては、こうなっても仕方がないのかも知れないが、そもそもなぜレスリングなのか。

IOCによると「競技人口、観客者数、テレビの視聴率等を勘案して」ということらしい。

なるほど、考えてみればそうかも知れない。

オリンピック以外で、レスリングの大会がテレビで放映されたとして、いったいどれほどの人が見るだろうか。

いや、オリンピックであっても、実際に試合をリアルタイムで見る人は、どれくらいいるんだろう。

たぶん、試合結果だけ見て「おっ、やっぱ吉田沙保里は強いなあ」と思っているだけではなかろうか。

「オリンピックが発足して以来の競技なのに・・・」などという理屈は、見る側にとっては、どうでもいいこと。

つまり、こういうことだ。

たまたま吉田沙保里とか伊調馨とかが圧倒的な強さを誇っているから、テレビでも騒いでいるけれど、これがもし低調な成績だったら、こんなに騒いだだろうか。

例えば、今回競合となった他の競技を見てみると・・・

ホッケー、カヌー、テコンドー、近代五種

これって、私などは試合を見たことがない。
ルールさえ知らないぞ。

それと、今後レスリングが復活を目指すためのライバルとなる競技は、野球・ソフトボール、空手、スカッシュなどだ。

野球はともかくとして、空手・スカッシュなんて、誰が見るんだろう。

ソフトボールにしたって、あれだけ点が入らないんじゃあ、試合を見たって面白くない。

要するに、そもそも除外されても仕方がない競技だということだ。


確かに、ロビー活動をしていれば生き残れたかも知れない。

しかし、そのためには結局「金」がかかる。

ただ、それだけのこと。

オリンピックがただの商売道具となっている現在、単純に「伝統競技なのに」とか「せっかく日本が強いのに」などというだけで問題が解決するわけがない。

それでなくても、スキーみたいに日本選手が強いとルールが突如変わってしまうような運営体制だ。

あの国みたいに、とにかく金をつぎ込むのか、あるいは「現実路線」に合わせていくのか。

国防の問題もそうだけど、いいかげんに「他の国ではどうやってんの?」ということ、つまり「世界標準」がどうなのか、もう少し真剣に考えていく必要があるのではなかろうか。

「グローバルスタンダード」とかいう、わけのわからないものではなく。

もし「日本独自路線の方がいい」というのであれば、レスリングが除外されても文句は言えないと思う。

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