はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

これでは犬がかわいそう!?

2013-01-21 | 日記
昨日のフジテレビのバラエティ番組「ほこ・たて」

ここのところ「これのどこが矛と楯なんだよ」と思うようなものばかりだったので、最近ほとんど見なくなってしまったのだが、昨日の対決はちょっと気になったので見てみた。

その対決とは・・・

「どんなディスクでも素早くキャッチできる犬」対「絶対にパスを通すディスクの達人コンビ」だった。

まず、ディスク(フリスビー?)を自在に操るお兄さんには驚いた。

あそこまで狙ったところにきちんと投げることができるとは・・・

それに対して、「どんなディスクでも素早くキャッチできる犬」

この時点で、すでに「????」な感じ。

これって、どんな対決?
どうすれば「勝ち」なの?

よくよく聞いてみれば、達人の投げるディスクが、相方に届く前に、この名犬がディスクを口でキャッチできるかどうか、ということらしい。

ここで思ったことは、「こんなの達人の勝ちだろう」ということ。

もともと、この名犬は「どんなところに投げられてもキャッチする」という芸当は見せていたが、「相手がキャッチする前にキャッチする」などという対決型の芸当を見せているわけではない。

ただ、遠方に投げられたディスクを、一生懸命走って取りに行って、地面に着地する前にキャッチする、というだけのもの。

そもそも「駆け引き」に対する訓練なんかしないだろうから、「対決として成り立たない」と思っていた。


で、番組の方は・・・

いつものように、あまり意味のなさそうな予想家(獣医とか)がわけのわからない予想をしたり、当日雨が降ったので「さあ、これは両者ともに不利な状況だ」とか変に煽ったり・・・

しかも、犬のスピードを証明するのに、人間と一緒に走らせていたけど、何あれ?

犬より早く走れる人間なんているはずないだろうに。

「これは早い!」って、バカじゃないの?


こうして番組を盛り上げた結果・・・


予想通り、あっさり達人が勝ちました。


そりゃあ、そうだろう。

犬の方は、ディスクしか見ていない。
そのディスクが投げられた瞬間に走り出して、地面に到達する前にキャッチしようとしているだけ。
たぶん、誰かが邪魔をするなんて考えてもいなかったと思う。

もし達人の相方がキャッチしていなかったら、あの犬はおそらくキャッチできていた。

それほど、タイミングはばっちりだったし。

ただその前に、相方が邪魔をしただけの話。


両方ともすごい(達人も犬も)のに、こんなわけのわからない対決をするものだから、犬が何だかかわいそう。

だけど、悔しがっているのは、たぶん犬の飼い主だけだろう。

だって、犬の方は、相方にキャッチされた瞬間に「ん?何でアンタがキャッチするの?」みたいな顔をしていたもの。

そんなの対決じゃないだろう。


以前やっていた「鷹対ラジコン」の方が、まだ対決の意味が理解できるし、ワクワク感があった。


まあ、対決を考える方もネタがあまりなくて大変なんだろうけど。

どうせなら、もう「特番」だけにしたら?

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2 コメント

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Unknown (和食健康)
2013-01-21 23:56:53
私もあの対決を観ていましたが、ディスクキャッチ対決は「?」でしたね。
それもたった一回こっきりの勝負だと、人間に分がありすぎて勝負にならないということが分かりそうなものなのに。

同じようにディスクを「飛ばす→相方に取らせない」で勝負をするなら、野球のボールをディスクを飛ばしている途中に当てて落とす、という方がまだ面白いかも。

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Unknown (はぶて虫)
2013-01-22 14:56:18
和食健康さん

やはり、そう思いましたか。

>野球のボールをディスクを飛ばしている途中に当てて落とす、という方がまだ面白いかも。

「飛んでいるどんなディスクにもボールを当てることができる」という達人ですね。

こんな人がもしいたら、ぜひ対決を見てみたいですね。
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