こんなものじゃないの？

安倍首相が国会で所信表明をした。

ニュース等では、そのすべてを見せられないので、ごく一部しか放映していないが、全文を読んでみると、「まあ、普通」という印象だろうか。

「まずは強い経済を取り戻す」と言うのは、極めて当然のことだと思う。

それ以外にも、民主党政権によってぐちゃぐちゃにされた国内を元に戻すのに、いろいろとやらなければならないことはある。

だから、それらをまず宣言し、「具体的にはこれから」というのが普通だと思うわけだ。

＜所信表明全文＞
http://plaza.rakuten.co.jp/ayeayeestate/21045/


ところが、これに対して、ぐちゃぐちゃにした張本人である民主党の海江田代表は、ちょっと的外れな批判をしている。

まず「『空 にして疎』あるいは『粗にして雑』の印象」と言っていたが、この言い方がいかにも棒読みで、あらかじめ用意していた言葉を言っただけなんだろうか、言葉に力がない。

その後も「外交も中国や韓国という具体的な近隣諸国の名前も出てこないなど、ずいぶん大事な点が抜けていて、新年のあいさつのようだった」と言っているようだが、所信表明の全文を見る限り、シナや半島南部について、少しではあるが触れている。
しかも、日米同盟の次に触れており、ロシアやアセアン諸国よりも前である。

海江田さんは、所信表明をちゃんと聞いていなかったのか。
まあ、菅氏はまた寝ていたらしいけど・・・

それとも「真っ先に触れるべきだ」と言いたいのだろうか。
それも「国内の経済復興」よりも、まず「シナ・チョウセンへの支援が先」ということで。

いずれにしても、あの話し方を見る限り、海江田氏は党の代表の器ではないと思う。


その他の党のコメントで言えば・・・

日本維新の会の石原慎太郎氏は、「憲法改正と防衛力の増強という２つの肝心なことを言っていない」とやや語気を強めていたようだけど、気持ちはわかるが、安倍さんからしてみれば、「もう少し時期を見て」ということではなかろうか。


みんなの党・渡辺代表は「『自民党政権だから何でも反対だ』という立場は取らない」と言っていて、割とまとも。


なぜか、生活の党・小沢代表のコメントも報じられていたが、たいしたことは言っていなかったような気が・・・

ただ、朝の日テレニュースでは、小沢氏の肩書きが「国民の生活が第一」のままだった。

もうどうでもいい存在、ということなの？


絶滅が秒読み段階に入っている社民党・福島党首の言っていることは、相変わらず意味不明。

「総理大臣の所信表明演説で、これほど空疎で中身のない演説は初めてだ」とは、どこを指していっているのか理解できない。

たぶん、安倍首相がどんな演説をしようが、この言葉で批判しようとあらかじめ用意していたものと思われる。

その後の「『国』については語るが、『民（たみ）』については言及がない」というのも、一見カッコいいことを言っているようで、何のことかよくわからない。

まずは日本という「国」をどうするか、というのが先だろう。
当然のことながら、その「国」の中には「民」が含まれている。

もう、このバカ女は政治家をやめた方がいいと思う。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130128/k10015120971000.html