今日は「イコライザー THE FINAL」を見ました。
名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。
マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。
主演:デンゼル・ワシントン
共演:ダコタ・ファニング、デビッド・デンマン、ガイヤ・スコデッラーロ、レモ・ジローネ、エウジェニオ・マストランドレア、アンドレア・スカルドゥッツィオ
<ストーリー>
シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。
シリーズものの第3弾であり、と同時に最終作である。
第1作で「これは面白い!」となり、2作目で「う~ん」となったので、今作はそんなに期待はしていなかった。
とは言え、スティーブン・セガールみたいに「何だか知らないけど、とにかく強い」というキャラなので、ジョン・ウィックみたいにボコボコにされることもなく、ただ淡々と悪を懲らしめていくので、心地いい反面、ハラハラ・ドキドキ感には少し欠ける、そんな映画だと思う。
今回は、冒頭でストーリーにもある「負傷して・・・」というシーンが流れるのだけど、前置きにしては少し冗長だ。
いきなり子連れの男が出てくるのだけど、実はこいつは悪者のボスで、中には主人公・マッコールがいて、配下どもを殺しまくっている。
ところが、次のシーンでは、なぜか手下どもに捕まって(?)いて、左右から銃を向けられている。
このシーンは、後から考えてみると、実に不可思議なシーンで、一人で手下どもを殺しまくっていたのに、どうしてここで捕まっているのかわからない。
本人のセリフからすると、「お前(悪玉のボス)を待っていた」ということなんだけど、そんなもの放っておいても、彼は帰ってくるのだから、そんな小細工をする必要はない。
そして、このボスを片付けた後、帰り際に彼の子供に後ろから撃たれて負傷するのだけど、何だか不用心すぎるし、いずれにしても彼が田舎町に住み着くまでの経緯を描くにしては冗長すぎるだろう。
実は主人公が窮地に陥るのは、この場面と、後にマフィアのボスの弟を殺したことで、怒ったボスが街の広場で彼を殺そうとする場面だけである。
しかもこのシーン、普通ならボスがあっさりと主人公を殺そうとしてもおかしくないのに、主人公を助けた医者がライフルを持ち出して、これを阻止しようとした上に、街の人たちが一斉にスマホを持ち出してこの状況の動画を撮り始める、という珍妙なシーンのおかげで、ボスたちは引き揚げてしまう。
何で、こんな展開にしたのだろう。
しかも、最終的に主人公はボス宅を襲うのだけど、簡単に侵入できる上に、手下の数が少なすぎるので、あっという間にボスまで迫ってしまう。
たぶん手下は5~6人しかいなかったぞ。
なので、ここもまったくハラハラ・ドキドキ感がない。
だいたい、このマフィァのボスは、警察署長も脅して屈服させてしまうほどのヤツだし、手下どもも街中で乱暴狼藉のし放題だ。
しかも、捜査に乗り出したCIAも含めて、警察に対してテロまで仕掛けるほどだから、かなりの規模であるはずだ。
なのに、あの警備の薄さは異常だ。
街の住人など恐れるに足りない、というのはわかるが、すでに主人公によって弟を殺されているだから、それなりの警戒をしていなければおかしい。
などということもあり、結局主人公はたいした苦労をすることもなく、悪を蹴散らすのだが、そこにある爽快感も薄い。
主人公が強い!というのは、一つの見どころではあるのだが、ここまで相手が弱いと、見ていてあまり面白くない。
ということで、今回の評価は「C」にします。
デンゼル・ワシントンも、もう68歳なので、たぶん続編は作られそうにないが、何とも残念である。
名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。
マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。
主演:デンゼル・ワシントン
共演:ダコタ・ファニング、デビッド・デンマン、ガイヤ・スコデッラーロ、レモ・ジローネ、エウジェニオ・マストランドレア、アンドレア・スカルドゥッツィオ
<ストーリー>
シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。
シリーズものの第3弾であり、と同時に最終作である。
第1作で「これは面白い!」となり、2作目で「う~ん」となったので、今作はそんなに期待はしていなかった。
とは言え、スティーブン・セガールみたいに「何だか知らないけど、とにかく強い」というキャラなので、ジョン・ウィックみたいにボコボコにされることもなく、ただ淡々と悪を懲らしめていくので、心地いい反面、ハラハラ・ドキドキ感には少し欠ける、そんな映画だと思う。
今回は、冒頭でストーリーにもある「負傷して・・・」というシーンが流れるのだけど、前置きにしては少し冗長だ。
いきなり子連れの男が出てくるのだけど、実はこいつは悪者のボスで、中には主人公・マッコールがいて、配下どもを殺しまくっている。
ところが、次のシーンでは、なぜか手下どもに捕まって(?)いて、左右から銃を向けられている。
このシーンは、後から考えてみると、実に不可思議なシーンで、一人で手下どもを殺しまくっていたのに、どうしてここで捕まっているのかわからない。
本人のセリフからすると、「お前(悪玉のボス)を待っていた」ということなんだけど、そんなもの放っておいても、彼は帰ってくるのだから、そんな小細工をする必要はない。
そして、このボスを片付けた後、帰り際に彼の子供に後ろから撃たれて負傷するのだけど、何だか不用心すぎるし、いずれにしても彼が田舎町に住み着くまでの経緯を描くにしては冗長すぎるだろう。
実は主人公が窮地に陥るのは、この場面と、後にマフィアのボスの弟を殺したことで、怒ったボスが街の広場で彼を殺そうとする場面だけである。
しかもこのシーン、普通ならボスがあっさりと主人公を殺そうとしてもおかしくないのに、主人公を助けた医者がライフルを持ち出して、これを阻止しようとした上に、街の人たちが一斉にスマホを持ち出してこの状況の動画を撮り始める、という珍妙なシーンのおかげで、ボスたちは引き揚げてしまう。
何で、こんな展開にしたのだろう。
しかも、最終的に主人公はボス宅を襲うのだけど、簡単に侵入できる上に、手下の数が少なすぎるので、あっという間にボスまで迫ってしまう。
たぶん手下は5~6人しかいなかったぞ。
なので、ここもまったくハラハラ・ドキドキ感がない。
だいたい、このマフィァのボスは、警察署長も脅して屈服させてしまうほどのヤツだし、手下どもも街中で乱暴狼藉のし放題だ。
しかも、捜査に乗り出したCIAも含めて、警察に対してテロまで仕掛けるほどだから、かなりの規模であるはずだ。
なのに、あの警備の薄さは異常だ。
街の住人など恐れるに足りない、というのはわかるが、すでに主人公によって弟を殺されているだから、それなりの警戒をしていなければおかしい。
などということもあり、結局主人公はたいした苦労をすることもなく、悪を蹴散らすのだが、そこにある爽快感も薄い。
主人公が強い!というのは、一つの見どころではあるのだが、ここまで相手が弱いと、見ていてあまり面白くない。
ということで、今回の評価は「C」にします。
デンゼル・ワシントンも、もう68歳なので、たぶん続編は作られそうにないが、何とも残念である。
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