はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1155 ~ ミニミニ大作戦(TV)

2024-04-25 | 映画評
今回は「ミニミニ大作戦(TV)」です。

50年代に作られた小型車、ミニクーパーが活躍する強盗アクション。監督は「交渉人」「friday」のF・ゲイリー・グレイ。音楽はUK出身、「シュレック」「ボーン・アイデンティティー」のジョン・パウエルが担当、Amon Tobin、PHOTEKなどUKクラブ系ミュージシャンも参加。

主演:マーク・ウォールバーグ
共演:シャーリーズ・セロン、エドワード・ノートン、セス・グリーン、ジェイソン・ステイサム、ドナルド・サザーランド、モス・デフなど

<ストーリー>
金庫破りのプロ、爆薬のプロ、運転のプロなど、特殊技術を持つ面々が、かつての仲間が自分たちから盗んだ金塊を奪回するため作戦を練る。


2003年の作品だ。

TV欄には「豪華スター共演」とあったが、確かにマーク・ウォールバーグ、ジェイソン・ステイサム、シャーリーズ・セロン、エドワード・ノートンなど、今や単独でも主役を張れる役者さんばかりが出ている。

ただ、この作品の時点でマーク・ウォールバーグは32歳、本格的なアクションスターとして主役を張った「ザ・シューター 極大射程」は2007年の作品だ。

シャーリーズ・セロンは28歳で、同年に「モンスター」で脚光を浴びたが、まだまだこれからの女優だった。

ジェイソン・ステイサムはちょっと年上の36歳だが、前年の2002年に「トランスポーター」で脚光を浴びている。

エドワード・ノートンも34歳である。

唯一、すでにいいおっさんになっていたドナルド・サザーランドが、この時点ですでに68歳だが、本作での彼は序盤であっさりと消えてしまう。

そんな豪華な(?)顔ぶれではあるが、マーク・ウォールバーグとジェイソン・ステイサムがいるにもかかわらず、アクションはほとんどなく、全体的に淡々と話は進む。

内容は、一言で言えば「ミッション・インポッシブル」のミニミニ版みたいな感じ。

だからタイトルが「ミニミニ大作戦」なのかと言うと、そういうわけでもなく、単に中盤からミニクーパーが活躍するので、どこの誰だかはわからないが、こういうセンスのないダサいタイトルにしたのだろう。

まあ、原題が「The Italian Job」なので、どっちもどっちのような気はするが、原題の意味は「イタリア警察の後手後手ぶりを皮肉った言葉」ということらしいので、いちおう考えて付けてはいるわけだ。

とにかく、タイトルから受けるイメージそのままに、コメディのような展開をするのだけど、大半の計画は実に簡単に立案され、実行され、そして成功する。

市内の信号機をすべて思い通りに操る、なんてことは簡単すぎて、そこにはハラハラ・ドキドキ感など一切ない。

最後の最後に、シャーリーズ・セロンが金庫を開ける場面だけ、ちょっとハラハラさせるが、登場人物の顔に緊張感が一切ないので、最後もあっさりと終わってしまう。

一応アクション映画なので、そこそこ楽しむことができたし、今大活躍している俳優たちの若い頃を見ることができたので、ここは何とか「C」にとどめておきます。

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