いや、ついこの間までドベまっしぐらだったんですけど・・・

広島カープが、あれよあれよと言う間に１１連勝してセリーグの首位に立った。

昨日は負けたけれど、２位巨人との差は２ゲーム。

実況していた日本テレビ系のアナウンサーも、昨日巨人が勝った後「これで首位カープとの差が２ゲームに縮まりました」とか言っていた。

つい先日までは巨人が首位だったわけで、それを一気に抜き去られたのに、まるで「さあ、ここまで低迷していましたが、これから反撃開始です」って言っているような感じ。

聞いていて笑ってしまいそうになってしまった。

確かに、昨日の試合では、途中まで巨人が３点リードしていて、流れとしては巨人だったはずなのに、７回にカープが反撃して同点に追いついた。

別にこれで「流れはカープに変わったか？」という雰囲気でもなかったのに、８回裏に巨人が勝ち越し点を取った時には、ホームインした岡本をはじめとして、全員がまるで優勝したかのような喜びようだった。

少なくとも、優勝を争うチームが見せる喜び方（？）ではなかったような気がする。

そこまで巨人は追い込まれているわけではないだろうに、完全にカープの雰囲気に飲み込まれている感じだった。

現在のカープは、どちらかと言うと打線が好調で、チャンスとなれば一気に畳み掛けることで、大量点につながることが多い。

つまり、一人ひとりは打率が低くても、例えば２割５分の打者が５人いたとして、だいたい４打席に１回ヒットが出る割合になるわけだけど、この１本のヒットが１回に集中するから強い、みたいな感じ。

一方の巨人は、坂本を軸として丸や亀井など、結構打っている選手もいるのに、それが線としてつながらないので、大量点にならない、そういう感じがする。

とは言え、今のカープは、鈴木誠也が絶好調で、野間がそこそこ・菊池が好調だし、西川だけでなく、バティスタまでが３割近くまで打率を上げてきた。

やっぱり他球団から見たら、相当怖いだろうなと思う。

まあ、このままずっといくとは思えないけど・・・

まずは交流戦前に首位キープかな？