はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

やっていることがムチャクチャ

2019-05-20 | 日記
維新の会の丸山穂高議員の「北方領土を取り返すには戦争をしないと」という発言について、野党やメディアが異常ともいえる反応を示している。

この丸山議員は、元々酒癖が悪く、過去にもトラブルを起こしているが、今回も酔った上での発言らしい。

こういう発言を安易にすること自体、この男の頭の軽さはもうどうしようもない、としか言いようがない。

とは言え、言っていることは「正論」である。

北方4島は、日本が戦争に負けて取られたものではなく、終戦時のドサクサに紛れて旧ソ連が勝手に行った略奪行為である。

しかし、日本は戦争に負けたので、その後いかに「正論」を吐こうとも、すべて無視され、4島が返ってくる気配さえなかった。

現在安部政権において、何とか返してもらえるようロシアと交渉中とは言え、話し合いだけで「領土」が返還されるほど世の中甘くない。

つまり、何らかの取り引きあるいは駆け引きがない限り、4島はおろか2島さえ戻ってくる可能性は低いわけだ。

しかし、「戦争時に取られたものは、戦争で取り返すしかない」というのは当たり前の考えで、特に丸山議員のオリジナルでも何でもない。

その当たり前のことを「言ってはいけない」という状況って、異常としか思えないのだけど、維新の会としては、この発言を元に丸山議員を何とか追い出そうとしている、というのは見ていてよくわかる。

とは言え、この発言に対して「戦争を擁護している」とか「戦争をけしかけている」とか言っている連中は「バカなの?」としか言いようがない。

しかし、もっとバカなのは、この発言について、維新の会の幹部がロシア大使館に対して「謝罪」なんかしにいったことだ。

火事場泥棒が、盗んだ家屋に住みついて、なかなか退去しそうにない状況で、血気盛んな若者が「あいつら強引に家を奪ったのだから、強引に奪い返すしかない」と言ったところ、「そんなことを言ってはいけない」というのは、まだわからないでもない。

ただでさえ凶暴な火事場泥棒が、何をしだすかわからないからだ。

しかし、それをわざわざ泥棒のところまで行って「すみません、あいつが強引に奪い返すとか言っているんですよ。キツく言っておきましたんで、許してください」などと言うなんて、普通あり得るか?

維新の会がやっていることは、それと同じ。

ということは、維新の会の連中は「北方領土はロシア様のもの」と思っているのだろうか。

それを今取り返そうとしている安部政権は、「お金を払ってでも、何とか一緒に使わせてもらえるように頼み込んでいるところ」だと理解しているの?

そうでないと、こんなバカなことができるはずがない。

こういう連中のことを「売国奴」と言うのだと思うが、維新の会って、足立康史議員みたいに、結構まともな人もいるのだけど、基本的には他の野党連中と変わらない、ということだろうか。


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