はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

安倍首相が暗殺されればいい、と思っている新聞

2015-05-17 | 日記
安保法案が、正しいのか正しくないのか。

その判断材料の一つに「朝日新聞がどう思っているか」というのがある。

つまり、ある法案や施策に対して、朝日新聞が「賛成」していれば、その法案や施策は「ゼッタイに認めてはいけない」ものであり、特に民主党が政権政党であった頃は、このパターンが多かった。

そして、当然のことながら、朝日新聞が「反対」していれば、その法案や施策は「やるべきこと」あるいは「やって当たり前のこと」ということになる。


さて、その朝日新聞を代表し、大学入試には必ず使われるという看板コラムである「天声人語」はどう書いているのか。


例によって、全文引用します。


<5月17日の作品>

決して忘れてはならない日付がある。5月15日もその一つ。1932年のこの日、犬養毅(いぬかいつよし)首相が青年将校らに暗殺された。5・15事件である。これを機に政党内閣は途絶え、時代は軍部独裁へと暗転していく▼歴史の岐路となったまさにその日付で、安倍政権が安全保障関連の法案を国会に提出したことをどう受け止めるか。憲法9条に基づく平和国家としての針路を大きく曲げる内容だ。憲法学界の重鎮、樋口陽一さんは問うた。「それほどに挑戦的なのか、あるいは5・15などご存じないのか」▼おとといの記者会見でのことである。集団的自衛権についての憲法解釈の変更に反対してきた有識者が集い、安保法制の撤回を求めた。日付をめぐる政権の意図はどうあれ、国民みんなで憲政史を思い出そうという樋口さんの呼びかけが重く響いた▼もう一つのことにも樋口さんは注意を促した。憲法43条だ。国会議員は「全国民を代表する」とある。議員は国民全体の代表であって、政党や会派といった一部分を代表するのではないということを意味する▼現実には各党が所属議員の賛否を縛る。しかし、本来は議員一人ひとりが己の良心に従って独自に判断すべきなのだ。「だからこそ国会での討論というものが意味を持つ」という指摘に襟を正す▼歴史の教訓と、議会制民主主義の本旨と。この二つを心に留めつつ今後の論戦を見つめよう。与党の多数が揺るがない国会とはいえ、国の針路を最終的に決めるのは有権者なのだから



安倍首相が、たまたま5・15事件と同じ日に安保法案を国会に提出したからと言って、無やりこじつけるのは、まあこの手の書き手としてはしょうがないだろうけど・・・

樋口陽一なる人物が「5・15事件などご存じないのか」って言うのは、意味がわからない。

別に他の政党を潰しにかかっているわけではない、というか、政権政党そのものではないか。

どうしても「軍部独裁」につなげたいのはわかるけど、まったくつながらないだろう。

これはもしかして、「誰かが首相を暗殺してくれないかなあ」と思っているのだろうか。

いや、きっとそうに違いない。

でなければ、5・15事件を持ってくる理由がわからない。


しかも、言うにこと欠いて『国会議員は「全国民を代表する」とある』などと、当たり前のことを言っているが、自民党を選んだのは、多くの国民であることを忘れてないか?

『国の針路を最終的に決めるのは有権者なのだから』ということがわかっているのだったら、歴史の教訓だとか、議会制民主主義だとか、小難しいことを言わないで、はっきりと「安保法案が気に入らない」と言えばいいだけ。

それとも、自民党を選んだ国民をバカにしているの?


いずれにしても、朝日新聞(天声人語)は、安保法案に対しては「安倍首相が暗殺されればいい」と思っているほど反対しているので、この法案は通すべきものだ、と私は判断します。


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