はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1075 ~ 長ぐつをはいたネコと9つの命

2023-03-19 | 映画評
今日は「長ぐつをはいたネコと9つの命」を見ました。

『シュレック』シリーズに登場する猫のキャラクター「プス」を主人公にした『長ぐつをはいたネコ』の続編。九つあったはずの命が一つしかないことを知ったプスが、どんな願いもかなえる「願い星」を探して命を補充しようとする。監督は『クルードさんちのあたらしい冒険』などのジョエル・クロフォード。アントニオ・バンデラスやサルマ・ハエックら、前作のボイスキャストが再び顔をそろえている。


<ストーリー>
帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ、プス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。ところが、気が付けば9つあった命は残り1つになっていた。急に怖くなり、賞金首でいることをやめて家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の襲来を受け、平和な生活はすぐに壊されてしまう。そんな時、どんな願い事もかなうという「願い星」の存在を知ったプスは、再び命のストックを得るため旅に出る。


「シュレック」に登場したネコを主人公としたスピンオフ映画の続編だけど、前作から11年も経っている。

相変わらず吹替え版しかないので、やはり面白さは半減していると思う。

しかも、前作では竹中直人が主役プスの吹き替えを担当していて、意外にもハマっていたのだけど、今回は別の声だったし、あまりハマっている感じではなかったので「誰だ?こいつは」と思っていた。

長い長いエンドロール後にようやくキャストが出てきたのだけど、見たら山本耕史だった。

う~ん、ちょっと違うような・・・

内容としても、「いい話」にはなっているのだけど、全体的に「何か違う」感じが漂っていた。

前作では確か登場しなかった彼女キティが登場するのだが、この2匹の恋沙汰なんて、あまり興味はないし、これによって主人公のカッコいいキャラ(?)が目立たなくなってしまっているような気がした。

特に、私がPCのトップ画面の壁紙にしているほど気に入っている」「お願いのポーズ(?)」が、キティも同様にやってしまえるというのは、何だか安売りをしているみたいでイヤだった。

さらに、9つある命のうち、すでに8つを失っているため、あと1つの命に執着しているところを見透かされて、死神ウルフに命を狙われていたのだけど、ウルフとの対決が大きな見せ場になるのだと思っていたら、意外とあっさり終わってしまったのも、ちょっと残念だった。

主人公たちが目指す「願い星」を横取りしようとするゴルディ一味も、凶悪な強盗集団だと思っていたのに、最後はプスたちと共同でジャック・ホーナーをやっつける上に、「私たちは家族よ」みたいな展開にしたのも、個人的にはちょっとユルユルすぎていただけなかった。

クマをボコボコにしなかったのは動物愛護の観点からかと思っていたけど、その割にはジャック・ホーナーの部下たちは平気で殺されていく上に、ホーナー自身も部下がどうなろうが知ったこっちゃない的なヤツなので、そのあたりの整合性(?)がとれていないようで、ちょっと違和感があった。

どうせ「みんな仲間よ」的な展開にするのであれば、ジャック・ホーナーも改心させても良かったんじゃないの?と思うわけだ。
まっ、どっちでも似たようなものだけど。

いずれにしても、いいキャラクターなのに、今回はそれをあまり引き出せていないような気がしたので、全体的に楽しめませんでした。

ということで、評価は「C」にします。

だから、「字幕版で見たい」って言ってるっちゅうの!

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