どうする？ シンスケ君

もはや、民主党の代表選なんかどうでもいい、と思えるくらいの大きな話題。

それが、島田紳介の芸能界引退。

http://gigazine.net/news/20110823_shinsuke_shimada/

もともと黒い噂のあった人だし、好き嫌いのはっきり別れる芸能人だけど、個人的には好きな芸能人の一人だった。

確かに、バカなタレントや売れそうにないアイドルをうまく使って、金儲けをしている、というイメージは強い。
交友関係が広いので、いくら歌が下手でも、彼が頼めば作曲もしてくれるアーチストはたくさんいるだろうし、彼はそれに適当に詞をつけるだけ。
後は、自分の番組でうまく宣伝すれば、あっという間に大儲け。

とは言え、彼の才能は、そこらへんの芸人は足元に及ばないくらいのものだったと思う。

特に、大勢の芸能人を仕切る能力は、さんまの比ではない。

かつて大橋巨泉が「クイズダービー」や「世界まるごとHOWマッチ」など、アイデア勝負の番組をたくさんヒットさせた。
しかし、内容が斬新で面白かったので、司会は誰でも良かったような気がする。

一方、彼の持つ番組では、彼のトークがすべて。
逆に言うと、彼の番組は、内容的にはたいしたことがないものが多い。
「ヘキサゴン」なんて、ただの「バカを集めたクイズ番組」だし、「行列のできる法律相談所」なんて、彼のトークがなければ、見るべきものは何もない。
「開運！何でも鑑定団」などは、彼の知識・目利き能力などがなければ、平凡な番組になっていただろうし、当然のことながら石坂浩二だけではキツいと思う。
「深いい話」も、題材そのものはどこにでもある話。
それをどう紹介し、展開させるかが腕の見せ所だから、紳介以外の人には難しい。

これらの番組が、今後どうなっていくのか、ちょっと不安。

まあ、ホントに引退するのか、数年後にこそっと戻ってくるのか、それとも政界にうって出るのか・・・どうなんでしょう。


それとは別に・・・

本件に関して、バカをさらした男が小倉智昭。

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1658579.html

「みなさんの周辺でも、知らないうちにそういう（闇社会の）人が解決してくれるってことは起こるはずなんです」「ダメなことはわかってても、それしか解決方法がなかったって人はいると思うのね」

普段からエラそうな物言いをしているだけに、余計にネットでは猛反発を受けているのだろうが、はっきり言って「バカ！」の一言。

たとえ困っているとしても、行き着く先は警察とか弁護士。
一般人がヤ○ザのお世話になることなんかまずない。

下手に紳介を擁護しようとして、逆に自分が攻撃に晒されることになってしまった。
自分が世の中の中心にいると思っているヤツは、世の中がどんなものなのか、まったくわかっていない。
自分のまわりだけが世の中ではない、ということだ。

たぶん、そういう経験があるんじゃないの？