老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

袋   (NO 8)

2016-10-14 15:05:41 | 俳句
         

今朝は寒かった。
病院に行くのに一重の木綿のコートを出してくる。
私には珍しく久留米絣の既成のコート。手作り、リメイク専門の私が既成品。
しかし前は良いのだけれど、後ろがさみしい。それで後身頃には、青い花のアップリケを施した。
ちょと手を加えた。

          

手持ちの藍染でポシェトをつくる。前は蓋の部分に薄い空色の花のアップリケ。後ろにも同じ模様の花のアップリケ。

このコートに、このポシェとを持つと諄い感じなので一緒には使わない。



夫をむかへに病院までは電車とバスを乗り継いで行く。
乗り換えのバスを待つ停留所で見つけた 鬼灯の朱い実。朱い実をつつんでいた萼が網の目のようで愛らしいこと。
こんな出会いがあると、少し非日常の行動をし、朝早く起きて家を出て心身ともに疲れがピークに達していることも忘れてしまった。

       ☆    鬼灯は実も葉もからも紅葉かな    芭蕉

       ☆    酸漿の秘術尽くしてほぐさるる    鈴木榮子


       🍒    鬼灯やまだ人眠る朝の町

       🍒    鬼灯や大き目玉に傷の犬

       🍒    珊瑚のやう朱い酸漿拾ひけり

       🍒    木の葉舞ふ定刻どほりバスが来る

コメント
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