老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

2016-10-23 00:30:48 | 俳句
          

やっと普段に着る割烹着兼外出着が縫えた。
以前だと二日もあれば仕上がっものを、今回は十日くらいかかった。
根を詰めて、肩が凝るのを恐れ、一日に一時間と決めてお裁縫をした。

男ものの丹前の生地である。絹地なので、すこぶる軽く着やすいのだけれど水仕事には向かない。汚れても洗濯をじゃぶじゃぶとできないのだ。
持っていて箪笥の肥やしにはもったいないしなあ~。
簡単なデザインである。襟ぐりが大きいので、少し寒くなれば下にセーターを着こんで重ね着ができる。
一応、現代版の袷に仮定をして、、歳時記より次の句。

      
    ☆   秋袷ひとの命に間に合わず    長谷川櫂

     ☆   素袷やそのうちわかる人の味    加藤郁乎

二句ともしみじみとした心情の句。


       

不機嫌な 姫 の顔。
私の足元の籠に入っている。猫も歳をとるとずる賢しこくなり、私達夫婦を顎で使う。
それも又可愛いのだけれど。

ちっとも句が作れない。

     🍒    持ち歩く禁煙パイプ名の木散る

     🍒    アーケード抜けて眩暈や秋日傘

     🍒    名に負けずきれいな貧乏葛かな

     🍒    野菊晴どこで弁当ひらこほか

     🍒    くみひもは亰の土産よ秋袷

     

コメント
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