昨日、今日 「マダニ」 による感染症で人間が亡くなった ニュースが報告されている。
殿 が生きていた頃の写真。 平成 8年とあるから 殿 がマダニに噛まれて死にそうになった時期だと思う。(さだかでは無いけれど。。。)
いつもの日課。
殿を連れて散歩に出かけようとした。
外階段を降りた所で
殿 が私の足元で ぐにゃぐにゃ と倒れ込んだ。
こんなことは初めてのこと。
驚いて、殿 殿 と殿に呼びかけて、身体をゆする。
頭をぐにゃぐにゃとするだけで、芯の抜けた身体になっている。
小さく息をしているが、普通じゃない。
「父さん 父さん 殿 が死んだ 助けてー」
と夫に向かって叫ぶ。
急いで車に乗せて 動物病院へ。
車の中では、私の膝に頭をのせて虫の息。
診断の結果 マダニ に噛まれたことによる、白血球の異変。
殿に噛みついていた マダニ を取って見せてくれる。
どす黒い血で1センチちかくふくれあがって大きくなった マダニ。
動物はマダニに噛まれると死に至ることを初めて知る。
それから毎日、動物病院に通うことになる。
血液検査をして、点滴をすることが二週間続いた。
私の前で倒れたことがよかった。
後で気がついて時は死んでいたかも知れない状況であった。
テレビや パソコン でこんな症状が現れますと告げているけれど、殿 に食欲不振とか私が気にするような症状はうかがえなかった。
いきなり死んだかと思った様子であった。
その事があってから、殿 の散歩には気をつかった。
> 草むらに近い散歩道を歩く時は 道の真ん中を。
> 芝生で駈けさせる時は 消毒の行き届いた 公園を。
> 車に乗せて これはと思う散歩の場所を探して連れて行く。
> 海辺の砂浜を駈けさせる。
> 殿が一番好きだった サンポート のプロムナドロード。ここはマダニ の知識を知っている飼い主がよく手入れされて、消毒も効いていると 🐕を連れてきていた。
> 散歩から帰ると 殿 の身体の検査をする。お腹が毛も薄く、柔らかい場所なのでここから重点的に始めて、身体中の検査をする。
血液検査には 定期的に動物病院へ。
殿は、よく動物病院のお世話になった。
先生は 純粋の血統書の付いた動物は得てして 身体が弱いですよと言ってよく診てくれたことを お思いだす。
今日は 猫の 姫 を午後から動物病院に連れて行く。お腹に丸い袋ができた。
一週間前に予約をしてやっと今日に。
姫 は病院が大嫌い。
先生を見ただけで毛を逆立ててうなる。ゆううつなこと。
🐕 亡き犬が傍で微笑む昼寝覚
🐕 蝉の木となりて雀来ぬ日々に
🐕 為政者の嘘今も昔も百物語