老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

動物園

2017-07-17 21:21:01 | 俳句
    

買い物に、、、
車の中で少し足を伸ばして、 動物園に行こうかってことになった。
どこにいても、暑いから、買い物は後回しで、はめをはずそうなんてことに。
動物園は何年ぶり?
愛媛県の砥部動物園?
いいや、20年くらい前の和歌山県の白浜のサファリーパーク以来か?

時々、テレビの地方ニュースで動物園のことが放映される。
隣街にあるのは知っていたが、ナビに入れても場所が出てこない。
この辺りと見当をつけて、道路工事をしていた人に道を尋ねる。

             

ライオンの赤ちゃんが生まれて、これが人気になっていると聞いていた。
いたいた。 ガラスの餌育箱の中で寝ていたが、人が集まってきた声で目を覚ました。
ぬいぐるみを抱えている。 中型犬くらいに育っている。顔の大きさに比べると身体が小さく感じる。
顔はまだ赤ちゃんだ。愛くるしい瞳でこちらを見ている。何にでも興味を示す、ケンネルで売られている、犬や猫の表情と同じである。

     

みんな静かに見ているのに、私独りが「可愛い、可愛い」と連発をしている。
心も、身体も童心になっている。
目線だって、子供以下かも知れない。

        

広い檻でライオン一家はお昼寝の最中。
檻は幾重にも金網があって、このライオンの寝ている姿が面白いのだけれど、こんな写真しか撮ることができなかった。
まあお行儀が、、、。猫族の独特のポーズである。
あのライオンの赤ちゃんもやがてこんな、だらしない姿になるのでしょうか。



     ★    道を問ふ帽子目深に炎天下

     ★    風死せる動物園の門に立つ

     ★    夏雲映つるライオンの餌育箱

     ★    カンナ咲く海を見下ろす動物園

     ★    ライオンの波うつ腹や三尺寝

     ★    炎中や猛獣の檻白々と


コメント
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