老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    瀬戸内美術館

2017-07-29 11:37:09 | 俳句
      
     (瀬戸大橋を望む美術館の喫茶室)

昨日は 東山魁夷 美術館へ。
あそこは 大半が、リトグラフや木版画の作品を展示している。

今は 本物?原画が四点ほど展示をされている。
技量のある画家の リトグラフであるから、それなりに立派ではあるが、原画と比べるとあくまでそれなりである。

紙本彩色の「松庭」が今はメーンとして展示をされている。

見ごたえがある作品であった。  素人の意見はここまで。

いつも絵を見ながら、楽しむことが、、、。
絵の題名を読む名が楽しいのである。

「松庭」「春丘」「冬樹」「森粧う」「静唱」「静晨」「「ウプサラ風景」。。。。
絵を見て、絵の名前を読んで、再び絵を観て 直感どおりだったり 見落としていたものに気づいたりより以上に深い鑑賞ができるのだ。

魁夷さんは、文章も味のあることが定評で、画家の目をとおした紀行文をいつも愛読をしている。

暑い夏の一と日を 清涼水を飲んだような感じで楽しむことができた。

     ⛵    館涼しときにコーヒー匂ひきて

     ⛵    夏霞沖小ただよふ遠当眼鏡


美術館へ行って、ホテルで食事をするこのコースは、いつも幸せだと心から思う。
夫婦共に元気である。
今現在は。
来週は私の心臓の検査が待っている。
一応入院の日どりを决めることになっているが結果次第では、遊ぶどころではなくなる。

        

      🌻    閑散とホテルのロビー水中花

      🌻    大玻璃の窓分かちたる蝉の庭

      

      🐩     夏館映画のシーンめく二人

      🐩     夏の曇吹き抜けの空仰ぎけり 

      🐩     カサブランカに吾ちつぽけと指されけり 
コメント
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