昨日の午後7時半すぎの西の空。
一日中、あまりにも気温が高く、身体のバランスがくづれて何もやる気がおこらない。
終日、寝椅子で東京の選挙結果のテレビを観たり、何冊かの本に目を通すが集中ができぬ。
ぶらぶら、ふらふら、芯の無いこんにゃくのような一日であった。
野良犬に餌をやりに。
暗くならぬと、烏も餌を待っていて、私の影を見つけると頭上を4~5羽が旋回をする。
多勢に無勢、、野良犬は烏に追っ払われて餌に近づくことができぬ。
鳥目であるから、暗くなるのを待って餌を置きに行くと木の陰で野良犬は待っている。
辺りは暗くなっていたが、西の空はまさに夕日が沈もうとしていた。
急いで、カメラを取りに家に帰る。
わずか1~2分の間に真っ赤だった稜線も薄くなってゆく。
それでも美しい日の没りであった。
姫も退屈。
写真を撮ると、目 が真っ赤に光っている。
夜はいつもこうだ。唯一の癒し、宝 。老猫になった。
昨日と一昨日のはこれだけか?少しおそまつな発想句だな~。
「しりとり俳句コーナー」
☆ 朝曇キオスクで買ふオロナイン
(買う)
☆ 海の家松千本を抜け来風
(海の家)
☆ 夕立の街いづこから魚臭かな
(魚)
☆ 逆上がり入道雲を蹴りにけり
(逆)
☆ お昼寝の天使に生るる笑窪かな
(昼寝)
☆ 釣果なく日焼けの痛むばかりなる
(釣果)
☆ カンカン帽老師が角を曲がり来る
(帽)
☆ 夕虹や海を見てゐる犬の影
(虹)
☆ コンドルは飛んでゆく流るる山開
(コンコルドのコン)
☆ 雲の峰黙って行きし転校生
(雲の峰)
☆ 絵天井に百花涼しき風渡る
(天井)
☆ 花楝枝張る自転車置き場かな
(自転車)