
久ぶりに 栗林公園に吟行へ。
何と! 水戸黄門さまの御一行が公園の茶店にいらっしゃるではないか。
黄門さまと女忍者は お隣のくに阿波からおいでになったと。
助さんか格さん どちら?この方は この栗林公園の園長のOBだとか。
ボランティアで 老人施設の慰問の活動をやっているらしい。

🍒 色変へぬ松や仮装の水戸黄門
🍒 秋興や世直しせんと黄門一行
ここ栗林公園は黄門さまに大変、縁の深い場所であるさもありなん。

吟行に来たのに 吟行句は出来ない。焦る。

🍒 水澄むや振袖着たるやうな鯉

全く マントヒヒがこちらへ訴えかけるような顔。思わず吹きだした 可笑しい。

🍒 初紅葉池のさざ波七色に



栗林公園に流れている川はここで生まれて公園を巡る。
季語が動きますよ。
🍒 秋暑しまた鳥のきて水浴びる
🍒 水澄むや木の間を日矢のいく本も
🍒 秋の蚊や公園の奧のその奧
🍒 色鳥や水に佇む人のゐし

🍒 椋の枝揺らし実を食む鳩どちぞ
公園の入り口に大きな椋の木がある。
枝を大きくゆらして何羽かの鳩が実を貪っている。
その実を落とす。それを待って来の下に構えている実を食べる鳩がいる。

椋の実は幼い日の楽しい記憶の一番に。
竹鉄砲の玉に椋の青い実が一番に適している。男の子にまぢって遊んだ。
🍒 木の椅子に落ちて枝ごと椋の実ぞ
🍒 椋の実やはたきで払ふ服の塵
🍒 椋の実の甘し万金の実ごたる
その場で出来ない吟行句。
まだまだ生まれそうだけれど 「吟行or俳句メモ帳」
今日の投句には 駄目だ。