老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

2018 ・ 4 ・ 1   枝垂れ桜

2018-04-01 07:53:49 | 俳句


買物の途中、とある農家の庭に枝垂れ桜を見つけた夫が車を止めた。

枝垂れた枝先はもう薄緑の葉がついている。

       ☆    まさをなる空よりしだれざくらかな    富安風生 

湘風先生から、何度この句を聞いたことやら。

枝垂桜は京都の平安神宮、丸山公園、花谷苑、高台寺、いつの年、何の機会かは忘れているが印象に残っている。
どこの枝垂れも見事であった。

身延山久遠寺の枝垂れ桜には圧倒をされた。
30年も昔の事か、、、それも定かではないが、長い石段のことなどが記憶の底にある。

それと鎌倉の坂道を下る途中の民家の枝垂桜。
ここの桜は二度も見た。
この辺に立派な枝垂桜があった筈と春の鎌倉を散策していて幸いなことに再会をした。

それらの立派な名の通った桜ではないが、幹もそれなりに太く、風に揺れる様は見ていて飽きない。
綺麗な枝垂桜はもっともっとあるだろうが、買物の途中で見つけた思いがけない贈り物であった。

         

       🌸     古井戸に祀るお神酒や糸桜

       🌸     かき分けて枝垂桜に子が隠れ
コメント
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