散歩の途中でイタドリを採った。
田舎で育った者には子供の頃からお馴染みの春の山菜である。
たまたま、見つけたのを五~六本手折った。
ポキンと音がするのが食し頃のイタドリである。余りにも短いと使いものにはならぬ。
4~50センチの大きさが丁度良い。
いつもはこの摘んだイタドリを、皮を剥き、3~4センチに揃えてタッパーに入れてお醤油をかけて一晩ねかせると、次の日は美味しい漬物になる。
イタドリの酢っぱさが抜けて、おかかをかけて食べると美味しい。
私は好きである。
今回は採ったばかりのイタドリの皮を剥き、サラダにしてみた。
思い付きの初めての試みである。
皮を剥いたイタドリ、アボガド、キャベツ、彩りにトマトを入れた。
ドレッシングをかけると、アボガドの甘さとイタドリの酸っぱさが調和されて、何と美味であることか。成功。
もう虎杖は、まことに杖に使えれるくらいの大さに成長をしている。
秋になると、ピンクや白い花をさかせる。
来年の春には又、サラダにしよう。
待ち遠しいな。
🐇 もてなさる虎杖の煮〆土佐も奧
何年か前、坂本龍馬の脱藩街道を訪ねた。
土佐奧の食堂で、塩漬けのイタドリを戻したのや、椎茸、蒟蒻のお煮しめが出てきた。
イタドリと私はすぐ解ったが、夫はこれ何と私に聞いてきた。オホホ。
そんな事を思い出した。