老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   ふてぶてしくて愛想は良き猫ちゃん

2018-04-28 10:58:37 | 俳句

            

 近所に用事があり出かけた。
以前、悠々と道を歩いていた猫がいて、どこの猫?それとも野良と気になっていた。
腹の模様が美しい。

その猫が、近所のお家にいた。

私がその家に行くと、ぬ~と物陰から出てきて 「ニヤ~」と足元にすり寄ってきた。

足元をくるくると回り、鼻で匂いを嗅ぐ。
親愛の情を示すので、抱こうとすると、野良だから強くて、かきむしられると危険ですよとその家の奥さんが言う。

            

 餌をやり、倉庫に住み付いているので、飼ってはいるけれど、どこからか迷い込んで来た猫で、決して抱かれようとはしないそうだ。

写真のポーズをして、、と猫に頼むが、じっとしていない。
そのくせ、私の行く方について来る。
足元に来てはすぐ逃げる。からかわれているようだ。

姫が死んで一か月が過ぎた。
今でも思い出す。
いつも、姫の空耳が、、、「ママ~ニャンー」

そこの家の奥さんが「姫ちゃん 亡くなって淋しいですね~」なんて。
親しい家でおしゃべりをしたことが、伝わっている。
世間はある意味で怖いな~。



 そのお家にレモンの花の莟みが。
こんなに濃い桃色の莟みとは知らなかった。


       🍒     千里走り来たる噂や春炬燵

       🍒     風強く風柔らかく四月尽    

コメント
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