Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

課題~岐路に立つ

2005-03-29 23:15:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

「地球環境」がテーマの「愛・地球博」。
この所ようやく客足も伸びて来た様です。
春本番となる来月からは本格的な混雑となるかも知れませんね。
とまあ一応はめでたい催事なのですが、その一方で事実上の北隣岐阜市では遺憾な出来事が起きています。昨年からお越し下さっている方々には今夜のタイトルでもうお解りでしょうか。そうです。岐阜の路面電車「岐阜市内線」とその関連線区である揖斐線、美濃町線、田神線がいよいよ後2日でその営業を終えます。
終焉が決定的となったのは昨年夏。これら線区の運営に当っている名古屋鉄道が収支悪化を理由にこの3月一杯にての事業撤退を表明、一時は行政主導による存続も模索されましたが施設譲渡などを巡って条件が折り合わず、結局沿線自治体が諦めてしまい、このままですと来月以降廃止もしくは長期休止のいずれかを余儀なくされそうな情勢です。
私はこの問題を、当日記と当HP写真帖にて取り上げて参りました。なぜこうもこだわるかと申しますと、今回のこの問題は「消え行くものへの郷愁」レベルでは済まされないものを感じているからであります。
岐阜の街・・・昨年よりもう何回参ったか解らない程往来しています。その中心部の交通混雑は名古屋同様、極めて深刻なレベルであり、自家用車で直接乗り入れる事の限界を感じさせる場面に多く接しました。
今は故人となった作家、中野孝次さんもコメントなされていましたが、今後の大都市の中心部は極力自動車の乗り入れをさせない所謂トランジット・モールを拡充すべきとのご意見でした。この街造りは既にヨーロッパでかなり広まっている様です。
日本でもこの考え方は可能な限り取り入れられるべきであり、岐阜がその先駆となる可能性を秘めていただけに余計無念さが募る次第です。
現在は良くても、加齢と共に我々はいずれ自家用車に乗れなくなる日が来る事でしょう。それは既に老境に達した我が両親の現状を見れば理解できる事であり、高齢者に代表される交通弱者の移動手段確保の為にもこうした公共交通は保全されるべきであると考えます。今月は最後までに後1回、この問題に触れたいですが後半はこの路面電車を巡る新たな動きを中心に追ってみたく思います。*(コメント)*




コメント
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