Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

宇宙へ飛ばせ!モノ造り魂

2009-01-24 12:34:00 | インポート
コナサン、ミンニチワ!

本日の当地は晴天なるも時々曇り。場所によっては白い物が舞っている様です。風も強まり始め、大型寒気が又も近付いている予感がします。
これから少し、勤務先の用務にて外出の予定。帰りは要注意かもですね。

さて、昨日は久し振りで良い報に接しました。
昨日々中、温暖化ガスの観測を主目的とする「いぶき」を初めとする8基の人工衛星が大型ロケットH2A-15号機による打ち上げに成功、気象や地球環境保全に向けた、様々な情報収集とその提供が期待されています。まずはこの快挙を奉祝したく思います。

特に感銘を受けたのは、雷雲観測が任務の気象衛星「まいど1号」でしょう。
大阪府を中心とする、町工場の社長を中心とするグループが約7年の歳月をかけて開発、昨年秋完成に漕ぎ着けた由。
思えば、前世紀末以来の低迷に苦しむ関西経済。「苦しい時こそ、夢を」の心を形にすべく、この衛星は生まれたやに聞いております。
そこには、やはり大阪の、そして我国の「モノ造りの心意気」が存分に生かされた精緻で信頼性の高いものに仕上がっている事を信じたいですね。
「夢を打ち上げるんやない。夢で、打ち上げるんや。」その想いに、心よりの拍手と喝采をお贈りするものであります。

又この快挙は、我国の宇宙関連の取り組みに、ビジネスとしての可能性を大きく開いたと強く思います。
これまでの活動はどちらかと言えば国、官などの主導による観測研究が主でした。
民間が関与する余地は限定され、その事が我国の対宇宙開発活動を縛り続けて来た。又、衛星通信などの研究にあっては、軍事利用可能と言う理由だけで、日本国憲法の精神に抵触するなどと言った奇妙な言いがかりとしか申し様のない理屈により封印されて来た。その間に欧米諸国、そして中華人民、インドの両共和国は商業ベースの元を築き、この分野にて技術面は優れているはずの我国を凌いでしまったのではないでしょうか。
港湾整備など、他の分野にても言える事ですが、我国の産業法制システムはどうも機動性に欠け、急速に変化する現代の情勢に対応できていない印象を受けますね。

ようやく宇宙基本法の制定や、専守防衛の見地よりの宇宙通信開発への道が開けつつありますが、この様な新分野への進出は、雇用創出など建設的な利益が大きいのは事実なのであります。
景気浮揚とか、経済再生をと仰るのなら、こうした分野へのテコ入れも強力に推進して頂きたい。
大型ロケットH2Aは、近く大韓民国の人工衛星打ち上げを担当する事が決まっています。
こちらも心よりの成功を祈ると共に、宇宙を初め、こうした新分野への取り組みの姿勢を後退させてはならないと、強く思うものであります。*(日本)*
コメント
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