Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

明けない夜は・・・

2009-02-25 07:53:00 | インポート
お早うございます。今朝の当地は雨。昨日より続く、梅雨時の様な空模様ですが、これは冬と春の空気の対峙から来ている模様。要は「季節の変わり目」が気候に表れていると言う事でしょう。想えば、6月の梅雨も9月の秋雨も、季節の変わり目に当たります。

さて中々良い知らせのないこの頃、先日映画の世界にて、久し振りの吉報があったのはご存じではと思います。米合衆国にての世界最大の映画の祭典、第81回アカデミー賞にて、我国の「おくりびと」が外国語映画賞、更に「つみきのいえ」が短編アニメーション賞(で良かったかな?)と、同時に2作品が受賞する、史上初の栄誉を果たしました。まずは、これら映像の制作に携わった各位に、一言お祝いを申し上げます。

今朝の拙記事では、まだ作品を拝見していないものの前者について少し触れたく思います。
「おくりびと」・・・それは様々な理由で生涯を終えた方々の亡骸を、我国の様式に則って棺に納め、冥界への旅立ちを準備する納棺師の事であります。恥ずかしながら、こう言う職業、そして資格が存在する事は、この年初にこの作品がアカデミー候補となった折に初めて知り得た事共でした。

多くの方々の最期に立ち会う納棺師。見送るご遺族や、会葬各位の様々な想いにもきっと接していらすに違いありません。一昨年初め、相次いで旅立った拙祖父母の最期も、きっとこうした方々が演出をして下さったのであろうと、今想いを新たにしている所。

昨夜、ある報道番組の司会の方が触れていらした事。
この方も数年前、不治の病にて親族を失われた由ですが、葬送の折には喪失から来る悲しみにくれ、そのお世話をして下さった方々への感謝が軽くなりがちになるかも、とのコメントをしていらっしゃいました。これには得心するものがありました。

人の最期は、決してその全てが天寿を全うした方とは限りません。
中には、不慮の事件事故にて若くして、又人生半ばにてこの世を去らなければならない方があるのも事実。
社会経済の現状もそうですが、失う事は、特に不慮の場合はその悲しみと落胆も大いなるものがあろうと想像されます。が、しかし・・・

些か酷である事を承知で申せば「明けない夜はない」との言葉もあるやに聞いております。つまり、未来永劫に続く悲しみや辛苦はあり得ない、あってはならないと言う事でしょう。
暗い話題の多い昨今ですが、此度のこの映像の快挙を素直に喜ぶと共に、せめてこの言葉を信じたい、との想いもありますね。*(映画)*
コメント
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