Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

浅薄な群像

2009-02-04 23:59:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今日は、暦の上での春の始まり「立春」。当地愛知の天候も、寒さの中にも春の気配を感じさせるものがありました。まあ「三寒四温」と申して、後一度や二度は、寒の戻りがある事でしょう。
寒暖差の大きくなる時期。依然気の抜けない風邪、そしてインフルエンザに警戒の上、お互い健康留意にて。

さて昨日の事ですが、神奈川県下にて所謂「振り込め詐欺」の容疑者が、警察と標的になった方との協力の下、逮捕された由。
ご家族の携帯電話番号変更の話を不審にお思いになった標的となった方が、そのご家族と連絡を行い番号変更なしを確認の上、警察に通報。
警察は犯人を引きつける為、わざと標的の方に騙された様装う協力を要請。民間人を装った警察官が、現金受け渡しに現れた容疑者の現行犯逮捕に至ったとの事。まずはこの好プレーに拍手を贈りたいですね。
勿論犯人グループも逮捕の場合をも織り込んでいた様で、現場に来た容疑者も犯行を否定している様です。
本当の主犯格は他にいて、受け渡し番には容疑を認めない様、脅しも使って細工していた事が想像されます。

今や社会問題化している振り込め詐欺は年毎に巧妙化し、現金の受け渡しにも自動預け払い装置ATMを避ける傾向が見られます。他の詐欺事件でもそうですが、この連中は人を欺く技術面は優れているのだが、教養を含めた人間性には至って劣る例が多い様です。つまり、グループで犯行に及ぶにしても「目的は金だけ」と言う寄せ集め集団の場合が多いと言う事です。
金集めが上手く行っている間は良いが、一度不具合があると、すぐに仲間割れするとかも少なくない様です。甚だしい場合には、利害を巡っての殺傷沙汰にも発展した例を聞きました。

思えばこれは、前世紀の1985=昭和60年頃西日本で問題化した、T商事の金売買を巡る詐欺商法とも通じるものがある様です。
比較的資産のある高齢の方々を狙ったこの集団も、人を惑わせ騙す上辺の技術はあったものの、結局は金の為だけに集まった側面が強かった。今回の振り込め詐欺集団と同様に、つまりは浅薄な群像と言えるのではないでしょうか。

「歴史は繰り返す」とは良くぞ言ったもので、形こそ違え、T商事と同じ事が今世紀に入っても引き起こされた。第二、第三の問題は又、形を変えて起きて来ると思った方が良さそう。詐欺を働く者は、常に人を騙す技だけは研究しているとか。
我々も、決して他人事とは思わずに、普段より対策を考えておいた方が良さそうです。*(注意)*

コメント
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