コナサン、ミンバンワ!来る1/24(月)より予定の、通常国会の開会に合わせ、菅政権の内閣改造が実施された。特筆されるのは、前「たちあがれ日本」の共同主宰だった、与謝野馨さんの閣僚起用であろう。
財政再建が持論の同氏は、経済財政担当相への起用が内定している。少子高齢化が世界一のペースで進展している現状を考えると、財政面の見直しは不可避であり、菅首相は、以前より交流のあった与謝野さんに協力を要請されたものと思われる。
同氏の入閣については、予想された事とは言え、与野党より批判が向けられているのは事実だろう。特に「たちあがれ日本」主宰の平沼赳夫さんが、強い懸念をお示しであるのは無理もないと思う。所詮は「寄せ集め」の民主党政権に関与したとて、持論の財政再建が完全に果たせる保障はなく、相当なご苦労をしてご提案をしたとしても、同党執行部より握り潰される可能性はあるだろう。菅大臣は、高く評価するおつもりでも、民主党全体のレベルで見ると、与謝野さんへの対応は疑問符が付くと言う事なのだろう。同様の懸念は、自由民主党総裁 谷垣禎一さんや、「みんなの党」代表 渡辺喜美さんもお持ちの様だ。
ただ、俺個人は、菅大臣のこの選択は、最善とは申さぬが、まあましな選択だったのではとも思う。今後の政権運営で最も留意しなければならないのは、我国の立場に立脚せず、祖国日本の尊厳を蔑ろにし続ける、社会民主党の政権復帰を断じて認めない事である。仮に同党が政権復帰となれば、折角国際的貢献への足がかりができた自衛隊の活動に冷水を浴びせるだけでなく、防衛関係に応用できる科学技術の開発に不当な規制などをする事となりかねず、この事は今後の我国経済に深刻な影を落とす事となろう。又、憲法を初め、適正な法制の見直しを阻害する事となりかねず、この方も我国の今後にとって不利益となりかねないだろう。勿論、速やかな解決を要する朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件や、同国の核武装問題に無関心を装っているのも同党である。
与謝野さんの入閣は、未だに連立に色気を見せ続ける、社会民主党の動きへの決定的な牽制となり得る。将来の増税に道を開くのは、慎重な対応を要するだろうが、社会民主党の連立復帰の芽を絶つ必要がある以上、俺個人は、ここは与謝野さんにもう一働きをお願いするのが最善と思うがどうだろう。