コナサン、ミンバンワ!OCN Cafe日記よりの各位は、改めまして。
小寒の時期を迎え、続く一年で最も寒い時期、大寒も近くなった。気温の低さもだが、昼夜の寒暖差が大きく、これがもとで体調を崩す各位も少なくない様だ。風邪を初め、諸病の予防には「栄養、休養、保温」が大事と指摘されたのを覚えている。それを踏まえ、引き続きお互い健康安全留意にて参りたいものだ。
さて、季節に負けず、社会経済も相変わらずお寒い情勢が続いているのはご存じかと思うが、その様な中昨年末辺りより、各地の児童養護施設などに、匿名にてランドセルなどの学用品や現金などの寄贈が相次いでいると言う。寄付をされた方の氏名は「伊達直人」が多く、一部に「遅れて来たサンタクロース」と言うのもあるそうだ。「伊達直人」とは拙幼少の頃、人気を博したスポーツ劇画「タイガーマスク」の主人公たる覆面レスリング選手の物語上の本名で、不公正な試合を図る悪質な選手を糾す一方、多忙な試合の合間を縫って、交通事故遺児などに寄付などの援護をする展開だったと思う。この選手の福祉への実践に共感し、今回の事実上の善行に繋がっているのでは?との想像ができるのだ。
昨年末の「聖夜雑感」の項でも触れたが、これは立派な寄付行為であり、称賛に値するのは事実である。ただ、昨今は事件事故も多く、水を注したくはないのだが、同氏の善行の陰で、寄付行為を装って爆発物や発火装置などを仕掛けるテロまがいの悪行がないとは申せない。「伊達直人」さんには、その辺りも考慮下さった上で、寄付行為を続けて下されたいと切に思う。本当は本名を名乗って下されば、とも思うのだが、人々やメディアは、こうした行為を正面から称賛せず、ともすれば「売名行為」などと安易に揶揄したりし易いのも事実。そうした支障もあって名乗れないなら、金品の寄贈に際し、絶対に危険のない事を相手に知らしめた上で、必ず行き亘る様図って下されば、とも思う。贈られた施設の子供達や関係各位の「ありがとう、タイガーマスク」の言葉には、俺も心打たれたのは事実なのだから。それ故、片や本名を名乗って下されたいと思う一方、もう片ややはり子供達の夢の為にも、匿名のままでも良いのでは、との想いにも駆られている次第である。
「伊達直人」さんは、困難に直面した人々を救う「サンタクロースの精神」の立派な実践者にして、恵まれない子供達の些細な幸せも、背後でにこやかに見守れる器量ある方であると、強く思う。それは又、児童福祉のレベルが決して高いとは申せない、我国の現状を鋭く告発している様にも感じられるのであります。