Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

2011=平成23年6月回顧

2011-06-29 23:47:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今年2011=平成23年6月も、早折り返し点となりました。今年上半期お世話になりました事への感謝と共に、続く来月よりの下半期も、引き続きどうか宜しくお願い致します。

今週初めは、毎夏恒例の定期健康診断を受け、唯一血糖値が上昇し、後少しで糖尿病レベルに入る事がやや懸念される所。確かにこの所、甘味を多く摂っていた嫌いがあり、この指摘を受け糖分を減らしている所。後、必ず行われるであろう再検査の如何によっては、更に酒気を抑えるなどの対応も必要かもですが、とに角症状の軽い内に必要な手を打とうと愚考している所です。

さて世間では、主要企業の株主総会の時期ですね。複数の個人や団体が出資して経営陣を選任する株式会社にては、株主総会は言わば「会社の国会」であり、最高意思決定の場である訳ですね。
そんな所で、福島県下の原子力発電所事故に揺れるT電力の総会も行われ、予想された通りの荒れ模様となりました。
議長役の同社会長は、株主への陳謝や事故状況、被災各位への賠償の方針などの説明に追われる一方、議決については、総数の過半に当たる株主多数の委任を受けている事を盾に、原子力事業の見直し拒否や、17名にも及ぶ役員の留任を強引に可決、多くの株主各位の不満や反感を買っていた様です。被災地をも含む謝罪会見は、発電所事故現場にて命がけの対応に当たる社員各位の頑張りとはかけ離れた、おおよそ誠意の感じられないもの。


本当に、心よりお詫びの意があるなら、全役員は土下座せよ! 不心得にも程がある! 全役員留任が天下り先確保目的なら、正に言語道断だ!


事故原子炉複数の、安定冷却にも未だ漕ぎつけられず、賠償能力の限界を理由に国に免責を求めようとする不良姿勢。何が優良企業だ?自業自得より倒産の危機にある組織に、最早大いなる危険を伴う原子力事業に携わる資格はないと思います。この様な「害虫経営陣」を頂いてしまったT電力社員の方々も、今となっては不幸ではとも思います。
保有するもう1ヵ所の新潟県下の発電所も放出し、日本原子力発電など他の企業体にその運営を譲るべきではないでしょうか。この事故が、我国の原子力技術の対外輸出の道を事実上閉ざしてしまった罪業も大きいと私は見ています。

更に、6時間にも及ぶ長い総会の割には、内容が薄かった印象を受けます。前述の株主の委任を盾に、経営側の意思を無理やり遠し「原発要らぬ」の異なる立場の株主やユーザーの主張は悉く排除を図る。全くの翼賛総会、言わば「シャンシャン大会」でしょう。こんな事なら、多くの株主総会の如く、数十分もあれば片づけられたはずであり、節電要請する側の電力会社による時間と電力の浪費は、全く「茶番」の一言であると強く思います。

政治の状況もお粗末。同じ日に政権党 民主党の衆参両院議員総会が行われたのはご存じかと思いますが、その際菅内閣総理大臣による、自由民主党議員の総務政務官就任が決まり、与野党の大いなる反発を招きました。どこまで行っても取って付けた様な継接ぎ人事。本当に「寄せ集め」の所業です。この件については、菅大臣が途中で退席しようとした為「首相!逃げる気か?」と与党の方々からも揶揄されていましたね。この光景、確か被災地でも見た記憶があるんですが・・。

ようやく決まった、復興担当大臣の「民主党も、自由民主党も公明党も嫌い」のお言葉にこそ、今の我国政治の置かれた厳しい状況が良く表されていると思います。この見解に、各政党が処分を求めている様だが「お前らこそ処分だ!」と突き返したい思いです。
永田町も霞が関も、本当の被災地の痛みが分っているとは到底思えない。「一度、冷房も入らない体育館で国会や株主総会を行うべき」との被災各位の悲痛なお声に、少しは耳を傾けるべきではと思いますが。

復興構想会議の最終提言も、具体策には程遠い抽象論に終始した模様。一度は退陣を表した菅大臣の時間稼ぎでは、との厳しい見方もある様です。その間、急を要する被災地支援や復興準備は蔑ろにされ、各地の立ち直りは更に遅れを余儀なくされる事になったと言われています。

電力企業も政治の世界も、その組織のあり様そのものが問われている様に感じます。例えば「発電と送電の分離」の如き組織分割とかですね。政治にもこうした見直しが本当は必要。その必要がなければ、我国の有権者の大半が無党派層などと言う事態はあり得ないと思いますが。

P.S 今回の拙日記は以上です。ブログ記事は省略させて頂きます。*(日本)*
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