各位お早うございます。2011=平成23年6月も、拙日記を宜しくお願い致します。今朝は、梅雨の晴れ間の当地愛知。月初の梅雨寒も、どうやら終息しそうな気配です。病気入院中の拙父も現状大事には至らず、一安心と言う所でしょうか。
さて、安心とは参らないのが、東日本大震災や経済財政危機に見舞われている祖国日本の現状でしょう。その事を象徴する様な事件事故が先月下旬、北日本にて生じたのは、あるいはご存じかと思います。
5月最終金曜日の夜、北海道釧路より札幌へ向かっていたJR特急列車が走行部品の脱落をきっかけに脱線、その折ディーゼル車両の床下に配された燃料槽を壊した為出火炎上して列車の6両全車を焼失、現場がトンネル内だった事もあって、200人を超える乗客乗員中ほぼ40人の方々が負傷されました。遅ればせながら、一言お見舞いを申したく思います。
「死ぬかと思った」避難した乗客各位のお言葉であります。
事故現場がトンネル内であった事、大量の煙が早い段階より上がっていたにも関わらず、運転指令以下鉄道関係者の火災との判断、避難誘導が遅れたとかで、乗客の方々の不安は大きかったと心得ます。乗員の方の「乗客を避難させるべき」との訴えに運転指令の反応は鈍く「とりあえず煙の入ってない車両に移動願う様」などと中途半端な指示にて現場の状況把握を遅らせた責任は免れないでしょう。乗員も、列車運転台の火災報知が動作していたにも関わらず、見過ごした疑いがある。この事が、正確に指令に上がっておれば、直ちに避難指示が下され、乗客ご自身の判断にて脱出などと言う危険にして不良な状況を生じる事はなかったものと心得ます。
事故原因は、ディーゼル機関の動力を車輪に伝える推進軸プロペラ・シャフトの損壊でした。事故車両のそれは、本来一直線のはずがほぼ直角に折れ曲がり、走りと安全の根幹に関わる部材だけに、本当に遺憾な事態です。国鉄時代は、拙幼少の頃に当時開発途上にあった西日本 山陰線に新規登場したディーゼル機関車で問題化し、しばしば重大な脱線事故を生じていた様ですが、これ以外は聞いた事がなく、報道はされなかったものの、JR移行後に各地にて散見される様です。果たして高い整備技術や部材の品質管理がきちんと伝承されているのか、検証する必要があるでしょう。
振り返るにこの事故、と申すより事件は、現在の祖国日本の政治社会のあり様を投影している様にも感じられます。
決して意思疎通が十分とは言えない東日本大震災の被災地と中央政府。
震災復興を第一にすべき所を、昨日も内閣不信任案の可否を問うたりしている。当然ながら、被災地各位の反応は芳しくなく、外野の我々も見ていてしらけてしまいます。
見識と言うものがもしあらば「何が一番大事か」との原点に、与党も野党も立ち返ってもらいたいもの。
悉く焼失した特急の編成は、異常な我国の現状を証言している様に思えてならないのでありますが・・・。
P.S 今回は、ブログ記事はありません。*(日本)*

さて、安心とは参らないのが、東日本大震災や経済財政危機に見舞われている祖国日本の現状でしょう。その事を象徴する様な事件事故が先月下旬、北日本にて生じたのは、あるいはご存じかと思います。
5月最終金曜日の夜、北海道釧路より札幌へ向かっていたJR特急列車が走行部品の脱落をきっかけに脱線、その折ディーゼル車両の床下に配された燃料槽を壊した為出火炎上して列車の6両全車を焼失、現場がトンネル内だった事もあって、200人を超える乗客乗員中ほぼ40人の方々が負傷されました。遅ればせながら、一言お見舞いを申したく思います。
「死ぬかと思った」避難した乗客各位のお言葉であります。
事故現場がトンネル内であった事、大量の煙が早い段階より上がっていたにも関わらず、運転指令以下鉄道関係者の火災との判断、避難誘導が遅れたとかで、乗客の方々の不安は大きかったと心得ます。乗員の方の「乗客を避難させるべき」との訴えに運転指令の反応は鈍く「とりあえず煙の入ってない車両に移動願う様」などと中途半端な指示にて現場の状況把握を遅らせた責任は免れないでしょう。乗員も、列車運転台の火災報知が動作していたにも関わらず、見過ごした疑いがある。この事が、正確に指令に上がっておれば、直ちに避難指示が下され、乗客ご自身の判断にて脱出などと言う危険にして不良な状況を生じる事はなかったものと心得ます。
事故原因は、ディーゼル機関の動力を車輪に伝える推進軸プロペラ・シャフトの損壊でした。事故車両のそれは、本来一直線のはずがほぼ直角に折れ曲がり、走りと安全の根幹に関わる部材だけに、本当に遺憾な事態です。国鉄時代は、拙幼少の頃に当時開発途上にあった西日本 山陰線に新規登場したディーゼル機関車で問題化し、しばしば重大な脱線事故を生じていた様ですが、これ以外は聞いた事がなく、報道はされなかったものの、JR移行後に各地にて散見される様です。果たして高い整備技術や部材の品質管理がきちんと伝承されているのか、検証する必要があるでしょう。
振り返るにこの事故、と申すより事件は、現在の祖国日本の政治社会のあり様を投影している様にも感じられます。
決して意思疎通が十分とは言えない東日本大震災の被災地と中央政府。
震災復興を第一にすべき所を、昨日も内閣不信任案の可否を問うたりしている。当然ながら、被災地各位の反応は芳しくなく、外野の我々も見ていてしらけてしまいます。
見識と言うものがもしあらば「何が一番大事か」との原点に、与党も野党も立ち返ってもらいたいもの。
悉く焼失した特急の編成は、異常な我国の現状を証言している様に思えてならないのでありますが・・・。
P.S 今回は、ブログ記事はありません。*(日本)*
