Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

生きている国家意識

2012-05-13 16:37:01 | 国際・政治

メイ・ストームとでも言うのだろうか、今週初の、時季外れの強い寒気の到来で、特に関東々方の竜巻によるダメージが大きかった様だ。犠牲こそ生じなかった様だが、建物や田畑、車両などの被害は決して小さくなかったろう。被災地の各位には、一言お見舞いを申す次第であります。当地名古屋辺りも、昨日まで大変風が強く、又朝方の冷え込みも相当なものだった。今日は午前晴れ、午後曇りでどうも天気下り坂の気配。降雨は仕方がないとしても、荒れ模様の天候はちと勘弁して欲しい気もする次第。

さて、拙記憶が正しければ、海上保安庁より、我国周辺の海域にて、中国大陸を初めとする、周辺のアジア諸国による不法な漁業活動や、海底資源の有無などを探る動きが目立っている様だ。これらの現状を踏まえ、同庁は同海域の領海や排他的経済水域EEZ、そして尖閣諸島や北方領土などに代表される、離島などの保全の必要性を訴える文書を表した様だ。

領土領海の保全は、当然の事ながら国民的関心を向けられなければならない。先日、フィリピン共和国近くの南シナ海にての、岩礁周辺の領有を巡っての中華人民共和国との軋轢については、同国民は沈黙する事なく抗議の意思を表明、中国大陸の大使館に対しても、強い領土への意思を表した。当然の事と思う。そして「これが我国だったら」と思うと、どうも今一つ不安な気がするのも事実なのである。

一方で、領土についての主張を少しでもしようものなら、左派的勢力が直ちに「戦争に繋がるからダメだ」などと横車を押して来る風潮が未だにあり、これが我国の愛国的思潮を阻んでいるのも事実。同じ戦争でも、繰り返してはならないのは、例えば先の大戦、大東亜戦争こと太平洋戦争の様に、我国の国民多数の安全を脅かし、かつ将来の国力をも左右しかねない「行き過ぎた総力戦」の事であって、領土領海が侵犯された場合の限定的な武力行使は、日本国憲法第9条にある「国際紛争解決の手段」には当たらず、我国の尊厳を守る固有の正当な自衛行為に当たるはずだ。又その国民的気概がなければ、周辺諸国より愚弄され、内外の諸問題にきちんと当たって行く事さえ不可能となってしまうであろう。

尖閣諸島領有の問題については、先月より石原東京都知事が同島購入への検討を初め、積極的な動きを見せているのはご存知の通り。「国がやらないから都がやらざるを得なかった」とのご見解も理解できるものだろう。社会保障と税の一体改革に死力で取り組んでいると言われる野田内閣に、余り余裕を期待するのは無理かも知れないが、領土領海の問題も、同様に国民の死活に直結する重要事案のはずだ。既に、東京都が集めた募金額は、僅か1か月で数億円規模にも達しているのだ。「東京都の領土問題への言及はおかしい」との言動を鎮めたかったら、民主党政権も、こちらの問題に対しても真摯に向き合ってもらいたいものだ。

もう一つ、我国には外国資本による、我国水源に関わる森林買収問題が生じている。こうした可能性を持つ森林の買収面積は、分っているだけで計10平方kmを超えていると言われる。諸外国にては、自国民の死活に関わる水源地の保有などを厳しく法規制もしくは禁止している所が大半であると聞く。民主党政権にても、規制のあり方の検討が進んでいるのは理解しているが、国民生活が危地に陥る前に、具体化する様強く対策を進めて頂きたい。

「水と安全はタダ」と錯覚していると揶揄される日本人だが、やはり国家意識は生きている。「日の丸」「君が代」を主導しないと掲揚、斉唱しないと嘆かれる面もあるが、それらをせずとも大丈夫なレベルまで、強く着実にこの意識を高めないと、と俺は思う次第であります。

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コメント (4)
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