Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

五条河原落書~その8

2012-07-05 23:56:42 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!「社会保障と税の一体改革」とは名ばかりで、消費増税案が先行する有様だが、その法案の衆院通過をさせた政権党、民主党が事実上分裂した。元代表 小沢一郎さんは、消費増税に反対の上、賛同する若手中心の議員 数十名の方々と共に、新党立ち上げへと動く様だ。不透明な政治資金の扱いを巡って起訴の最中であり、又、同じ増税でも先の震災復興向けのそれには反対しなかったので、やや矛盾を感じる方もあろうが、同氏の起訴自体が、検察審査会の手続きを経たとは言え、国策捜査の影が付き纏う所もあるので、どうか真実を語り、その上で政治面にても、信念ある言動をお願いしたい所。そうでなければ、結局は自ら立ち上げた政党を作っては壊す、「ただの壊し屋」の不良印象を拭えないであろう。年内の、衆院解散総選挙の可能性が高まり、政界再編の可能性も取り沙汰されているだけに、新党などの扱いは、慎重を期して頂きたいものである。

さて、梅雨特集読物「五条河原落書」 今回は第8話。前夜、母堂の消息と所在の情報を得て、紀の国へ向け旅立たんとする偽!弁慶を見送るべく、再び五条大橋上に立った大黒と義経の、各偽者。留守中の簡単な打ち合わせの後、いよいよ出発の時が迫る。

偽!弁慶「陛下。拙母についての、これまでのお取り計らい、改めて有り難き事と心得ます。このご挨拶が済んだら、一路向かいます。」

偽!大黒「ああ、堂々と行って来いよ。母堂とは、上洛の日取りなんかも打ち合わせて来いや。留守中は一切心配ない。時々、我々が覗いてやるからな。今日は、この後雑用なんで無理かもやが。」

偽!義経「道中つつがなきを祈る。後、10日ちょっと位かかるやろうから、真ん中辺りで、一度便りでもよこせや。お主の留守は、俺も気にしておいてやるからな。」

偽!弁慶「殿も、有り難き事にござります。お便りの件、心得ました。拙居所の事は、せいぜい宜しくお願い致します。」

と、言う所で、偽!大黒の携帯が鳴った。

偽!大黒「はい。あ、上方かよ。この後そっち行くが、姐御の方は良かったかな。うん、予定通り『さやか』ちゃんな。よしよし。コスはと・・・そーか、ミニの制服やな。何?ブレザーの用意ができたっと!良くやった!馬の刻より半日でな。脚は生はあかんで。ハイソでもルーソでもええけど、どっちか履かせよ。他の下着か?そりゃ彼女に任せるわ。後、悪戯用の筆を宜しくな。よっしゃ!全て順調や。そいじゃ、後で!」 これが、偽!大黒の「午後の雑用」の実態であった。苦笑

偽!義経「ふーん、大黒様。明るい内からお楽しみですか。所謂『昼サロ』とか言う奴ですかね。」

偽!大黒「いやいや、こりゃ特殊按摩よ。所謂『ヘルス』って奴。本番は一切なしよ。余り過剰に期待しなさんなって。苦笑」

偽!弁慶「ですが陛下、所謂本番とかがないってのが、反って興味をそそりますな。後日、拙者もご一緒してもよろしいか?」

偽!大黒「ああ、そなたの身辺が落ち着いたら、一度行ってみるか。じゃ、この辺で。ワシは、そっちの趣向だもんで、各方面よりは『変人』とか『ヘンヘン』とか呼ばれとるのは事実や。そっち系は、いつも気になってしゃあない。何故ならワシは、変人やから~、何故ならワシは、変人やから~、何故ならワシは、変人やから~・・・」そう言い残し、偽!大黒はヒラリ!と橋の欄干に飛び乗ると、次の瞬間、河原へと飛び降り、一瞬の内に姿を消した。

偽!義経「まあ『変人』は分っておるが、近道だからって、何もあんな所から行かぬでも良いに。」

偽!弁慶「恐れながら申せば、拙者には陛下が何となく 『変人』=誤、『変態』=正、と言う風に映りましたな。」

偽!義経「ハハハハ、まあ『当たらずと言えど、遠からじ』ってとこだな。俺も思ってはいたが、言葉に出すのは憚った。まあ、ここだけの話って事にしようじゃねえか。じゃ、気をつけてな。」

偽!弁慶「心得ました。殿もどうかつつがなく。」

昼前、2人の武者は、橋の東西に別れた。

以下次号。本編は、フィクションであります。

027

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする