Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ノーベル賞2014,s雑感

2014-10-13 23:09:40 | 日記・エッセイ・コラム
台風第19号が、今正に襲来中だ。今朝、かつて大型台風襲来を経験した鹿児島・枕崎に初上陸、以後、高知県や大阪府に再上陸を繰り返し、現在は当地愛知県内を通過している様だ。夕方から激しさを増した風雨も、今はちょっと一服の風情なので、中心が当地の近くを通っているのだろう。三連休の最終日とあって、交通にも大きく影響した様だが、どうか今後も大過のない事を祈りたいものだ。

さて、海外にては、人類向けレベルで大きな貢献をされた方々に贈られる世界で最も権威と名誉のある賞与、ノーベル賞の選考がほぼ終わり、製品化が極めて難しいとされた、青色発光ダイオードLEDの開発普及を手掛けた我国の物理学者らお三方が、ノーベル物理学賞に輝いたのが、最も喜ばしい所。このご活動が、内外の電飾や広告ディスプレイなどに革命をもたらしたのは、今更言を要しない。
この賞与は、19世紀北欧の爆薬王 A・ノーベル博士が、自ら開発したダイナマイトなどの爆薬が、本来は鉱山開発や、道路、ダムなどの大規模土木工事への、平和的な貢献を目指したにも関わらず、各国政府や軍部よりその高い破壊力に目をつけられ、多くの人命を失わせる軍事利用をされた事を「死の商人」などと揶揄された為、同博士の人生の終末期に、ほぼ全資産を投じて科学や文学、平和貢献など人類の為の大きな功績を収めた人々に贈る事、資産の管理運用を、永続的に行う事を遺言で残した事に由来するとされ、毎年末の授与式は、同博士の出身国、スウェーデンの王室により執行されるのは有名な話だ。

今回は、平和賞でも話題があった。パキスタンの女子学生、M・ユスフザイさんの史上最年少受賞。こちらも良く知られている様に、同国の教育者の家に生まれ、環境にも恵まれて教育面での精進の途上、遺憾な事に、出身地辺りで勢力を強めていた、対立する反政府武装組織に銃撃され、瀕死の重傷に見舞われるも九死に一生を得、以後医療、安全両面の理由より、英国を拠点に、祖国の女性教育の再建に活動を続けている所。反政府勢力は、相変わらずユスフザイさんを非難する姿勢を取り続け、生命の保障はせずとの言及までしている様だが、やはり最後に勝つのは教育と文化だろう。この、年齢的には「世界一素晴らしい女子高生」の今回の受賞は心より称えたいし、同じく、祖国の子女教育再建と言う大きな使命にとり、強い後ろ盾となる事だろう。余り持ち上げると、祖国に残る、同胞の女性達にとり危険があるのも事実だが、ひるまずに進んで欲しい所だ。我々も、ここは素直に応援したいものである。

最後に、人気作家 村上春樹さんが受賞を逃がされたは確かにやや残念だが、来年、再来年と息長く受賞を目指して頂きたい所。愛読者は、世界中にいるのだから、夢はいつか、実現するのではないだろうか。

今回画像は、今秋のある夕暮れ時、当地近郊にての東海道新幹線上り試験列車「ドクター・イエロー」の模様。技術でも最先端を行くこの新幹線の勇者も、勿論青色LEDのお世話になっているはず。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする