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北鮮による日本人拉致事件被害者のお一人、有本恵子さんの父君・明弘さんが逝去された。まずは一言の弔意を表す次第。1983=昭和 58年に拉致が確認されて以来 ずっとご両親による帰還を求める表明が続けられるも、残念ながら叶わなかった。
これで帰国の叶っていない日本人拉致事件被害者中、親御様でご存命は 横田めぐみさんの母堂・早紀江さんのみとなった。事件解決への努力が図られているのは認めるも、もう時間がない事も顧みられなければという所。石破政権にも、速やかな解決を図る様努める事を求める次第。
北鮮によるこの悪行を重く留意の一方で、直ぐ近隣の大韓民国とも外交問題があろう。申すまでもない、島根県下の日本海に位置する竹島の問題だ。
韓国側は、自国軍部隊を派遣するなど実効支配を進めようとする姿勢だが、正当な我国固有領である以上、低姿勢のままでいてはならないだろう。来る 2/22は「竹島の日」の由。この問題につき、以下 昨日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。
「竹島の日、条例制定 20年 領有権解決に高いハードル」
日本と韓国が領有権を主張する竹島(島根県隠岐の島町、韓国名・独島(どくと)) の問題解決を訴えるために 島根県が条例で定めた「竹島の日」が 2/22、制定から 20回目の式典を迎える。
県が毎年式典を開催するたび韓国政府が抗議し、問題は両国間の火種であり続けている。専門家は国際司法裁判所(ICJ) での平和的解決を求めるが、韓国側は応じない姿勢で ハードルは高い。
竹島は島根県・隠岐諸島の北西約158kmに位置する。近海は豊かな漁場として知られ、江戸時代には周辺の日本海沿岸の住民らが漁に出かけたとされる。
同志社大の 浅羽祐樹教授(韓国政治外交学)によると 19世紀半ばごろ、日韓両国は西欧起源の秩序体系を近代国際法を適用するようになった。
日本政府はこうした時代背景の下 1905=明治 38年、竹島を島根県に編入することを閣議決定し、県は同年 2/22に編入を告示した。一方 韓国側は、2000=平成 12年に自国領土として 国内外に国内外に告知したとしている。(引用ここまで)
韓国内政局の混迷など、困難な中にあって 尹 錫悦(ゆん・そんにょる)政権の相当な尽力もあって 現状は改善にも見られる日韓関係だが、竹島問題については「こいつだけは譲れない」のが我国の立場だろう。
北鮮拉致事件やロシアの不法占拠が続く北方領土問題でも同様の事が言えるだろうが、解決困難な状況下でも とに角「息長く声を上げ続ける」様努めるのが大事なのだとも思う。現状は絶望レベルでも、今後の情勢如何では「解決への糸口」が見つかるかもしれないし、その為の努力もされるべきだろう。
勿論 方法としてはまだまだ強化の必要ある所も多くも、そこは石破現政権を含め関係各位の意思統一を伴った 継続した努力が求められる所だろう。その一方、現実面での努力が息長く続けられるか否かを我々は見守っていく必要もあろう。今回画像も振り返り恐縮。先年訪ねた 新潟・山形両県境に近い日本海の名勝「笹川流れ」近くの様子を。通る線路は JR羽越本線。