昨日生じた、北海道・札幌にての爆発火災事故被災の各位には、一言のお見舞いを申すと共に 犠牲を生じなかった事を可としたい。負傷の各位には重傷の方もあり、早い回復を祈りたいものだ。それらを踏まえた上で、事故現場は飲食店なども入り 当初はそちらの可能性も指摘された様だが、警察・消防の調べが進むにつれ、隣接する全壊した不動産取り扱い会社店舗にての 不要となったスプレー缶資材の処分に不適切があったらしい事が判明。今日に至り 当該会社々長による謝罪表明もあった。
可燃ガスを伴う 大量のスプレー缶資材の処理は適切だったか、又 後付けでも良いから、今回の様に大量の処分をする場合は、消防への事前届け出を義務づけるなどの対応が必要ではないのか?取り扱い企業や団体初め、行政面を含め 再発防止へ向け、強い対応を願いたいものだ。
本題です。昨年来 高速道路で他車への重大な脅威となり得る、所謂「ロード・レイジ」と呼ばれるあおり運転につき、過日 当該危険行為に及んで相手方夫妻を死亡させる事故原因を作ったとされる男性被告に対し、横浜地裁より懲役 18年の実刑判決言い渡しがあった。当該車両が停止中の事故とは言え、通常はあり得ない高速道・追い越し車線にての停止及び相手方を強制停止させた上での事故発生であり、直接衝突に関わった大型運転手に 重大な責任はない。被害者及びご遺族感情からしても、求刑の 23年には及ばなかったものの、当然の判決と心得る。現行法制下で こうした犯罪向けに最大限の解釈変更を行い、少しでも望ましい判決に繋いだ 一般国民市民選出の裁判員を含む横浜地裁各位に対し、一礼を申したい。
その事に留意した上で、被告弁護側は 法制面の未整備を突いた全面無罪を主張していたとされる。一部の法曹人にても、被告側に有利な 限定された法解釈を支持する勢力から否定的な見解が出されている様だ。国民感情からすると、到底承服しかねる不良姿勢だが、その背景を見て参ると「日本国憲法の理念を重視する立場からの、限定解釈による横浜地裁判決の否定」という見方が炙り出されて来るのだ。つまり、否定的見解の勢力→護憲原理主義勢力であり、その本音は「日本国憲法改正をさせたくない故の、新しい法解釈変更を認めない」姿勢の様だ。勿論こんな見方は、国民市民の弱者を救う立場から見れば 論理破綻していると申して良い。
未だに東京裁判史観から脱却できない被告弁護側とその支持勢力は、控訴・上告の両審理を要求するだろうが、最高裁まで上がれば 今回判決が覆る事はまずないだろう。死傷者複数を生じた危険行為を厳罰に処すのは当たり前であり、憲法といえど そうした弱者に寄り添わない権利保障は、厳しく見直されるべきなのである。
この判決報道に関しても拙者の見ていた先週末の某民放 TV番組の扱いは誠に酷かった。前述した 被告に有利な判決否定勢力の見解ばかりを紹介し、恰も視聴者各位に「判決否定が正義」であるかの様に伝え、判決を評価肯定する立場の見方は一切伝えていなかった。明らかな印象操作、並びに不適切極まる「報道しない自由」の行使ではないか。
司会、コメンテーター計 4名が出演されたが、この各位に直接の落度はないか、あっても少ないだろう。最たる責任は、その様な不良な内容を語らせたクズレベルの番組制作編集陣と経営陣の連中にある。当該 TV局は、あの悪名高い TBSの系列局だ。もう朝日新聞系列の TVA共々、視聴を再考せざるを得ない段階ではないか、と拙者などは思うものだ。今回画像は、拙居所からも遠くない 当地名古屋の副都心・金山公園の傍らを線路設備の検査に向かう試験列車「ドクター東海」の様子を。以下に、冒頭の札幌事故の関連記事をリンク致します。 https://www.fnn.jp/posts/00402200HDK