Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新型肺炎脅威下の「ドサクサ」はお互い様だろう

2020-05-08 13:15:31 | 国際・政治

流行中の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の我国内新規感染者数の増勢がようやく緩み始めた様でもある。最大の感染域、東京都内の新規感染者数は 一頃の 100人超からここの所は数十人レベルまで下がり、当地東海辺りのそれも 愛知は若干増、岐阜・三重両県ではほぼ抑えられるに至った。こうなると、再びの感染増と医療態勢の危険な逼迫に留意しながらも、現状超の自粛や抑制は無理筋とされる経済活動を 段階的にでもどう再開して行くかが次の大きな課題だろう。

同じく止まっている教育再開の時期も大きな問題だ。経済と共に各都道府県の判断に任される所も大きいので全国レベルの事には触れられないが、岩手、鳥取の各県などの様に、徐々にだが授業など学校活動の再開に入った所もある様だ。いつまでも国民の権利義務両面に亘る「教育の機会」が奪われる状態を放置していて良いはずはなく、先日報じられた様な政府緊急事態宣言の 5/14と 21の両日目安とされる 1W毎の状況点検などで、なるべく早期の全国レベル再開を目指して頂きたい。今回の全国休校措置を機会に、我国も欧米などで多く行われる 9月入学制に移行すべきとの主張も見られたが、実際に単年度での移行は無理だろう。既に長期の休校に伴う夏休み短縮などが予定される様だが、生徒各位に無理なき範囲でどう教育の遅れを穴埋めするかに関係各位は尽力を願いたいものだ。

経済再会の見通しについては、大阪府が吉村知事の強い主導力の下 全国をリードしている印象がある。所謂緊急事態宣言の緩和方向に向け、府民に分かり易い数値を伴う緩和の目安を明示されたからだ。その要件を、以下に列挙しておきたい。

①感染経路不明者 10人未満 ②検査陽性率 7%未満 ③重症者の病床使用率 60%未満、前出の 3点を 7日連続でクリアすること。

全国レベルで見ると まだかなり感染者が増勢の現状では安易に緩和できないのも事実だろうが、大阪府で数値を伴う目安が示された意味は大きい。この動きに多くの都道府県が追随される事を、拙者などは願うものだ。吉村府知事は前出緩和要件表明の後、政府側担当の西村経済再生相に、国レベルでもこうした基準を示す様促すも「勘違いではないか。強い違和感を覚える」反応だった由で、この場は吉村府知事の陳謝で収まった様だが、やはり「都道府県知事の権限や裁量の増加を促しながら、各産業の休業要請を解除する基準を国が示さないのは矛盾するもの」との主張は正論だろう。安倍総理大臣も、吉村府知事の主張もあって、大阪府流の数値を伴う基準作りへ動いている様だ。後手は頂けないが、是非早めに表明できる様配慮を願いたい。

前述の様な努力もあって、後少し国民レベルの対自粛協力が得られれば、上手くすれば今月後半辺りから 緊急事態宣言の段階的緩和への道筋(ロード・マップ)が見えてくるかも知れない。中小企業や個人事業各位の大変な経営状況は分かるが、後一踏ん張りが叶えばとも思う。

それにしても、与野党双方の側共 此度の世界的感染症流行の「ドサクサ」に紛れての動きがあるのではとの指摘も耳にする所だ。まずは与党側から。所謂緊急事態条項のあり方につき、流行中の新型肺炎の様な世界的感染症はこれからも伝播の可能性があるとして、憲法自体を見直して、国防・防災・防疫のいずれにも対応する緊急事態条項を組み込もうとの動き。拙者は基本は賛成も、現行憲法の再検討や改正には それなりの期間と国会審議を要するも事実。活動停止中の憲法審査会をどうするかも討議されるべき。

である以上、先日も申した様に 日本国憲法第12条、第29条に見られる「公共の福祉」の概念に緊急事態条項の厳しい紐付けを行い、これにより必要な都市機能封鎖ロック・ダウンや住民が自粛や休業要請を履行しなかった場合の悪質なケース処罰などを可能にする途を探って頂きたいものだ。大きな震災、水害が複数回あった様に、感染症流行の再来もあり得る。そうした事態に切れ目なく対応できる様にする為にも、現行憲法下でもできる 一定の私権制限を伴うあらゆる事共を視野に入れ、速やかに対応の検討に入るべきだ。

対する野党側。「ドサクサ度」という点ではこちらの方が似つかわしいのではないか。有力な複数の左傾メディアが、又ぞろ女性・女系天皇容認についての世論調査を表して印象操作を図っている様だ。本当に「又やってんのか?」て風情で頂けない。全く意味の異なる「女性」と「女系」の言葉をさも同じ意味に装って、国民市民の無知に付け込み メディア側の意図に組させる様な不良な報道姿勢が露骨に感じられるものだ。歴史上本当に幾度かあった、短期的中継ぎ在位の趣が強かった「女性天皇」と異なり「女系天皇」は母方が皇族。これはつまり、父方に外国人が存在する事を認めるもので、伝統文化としての「皇統」を考えると、到底受け容れられるものではない事が分ろうというもの。

そも「男女平等の価値観」で皇室や皇統の事共を単一に見ようとするのが間違いだ。一国の固有文化の尊厳がかかるこの問題に、そんな物差しを持ち込んではならないのは、日本人なら誰でも弁えねばならぬ常識だ。「皇位は男系でなければ継げないのは男女平等に反する」と言うなら、異なる文化圏にもそういう実態があるのを踏まえてからにする事だ。歴代のローマ法王やイスラム教の高位聖職者カリフが男系ばかりなのはどういう事か説明できるのか?それらを踏まえてから皇統の事を云々すべきだろう。

本当にまぁ「ドサクサはお互い様」という所にそろそろ気がつけと申したい。特に特定野党は騒音レベルの大声を上げるだけで全く主張になっていない所も大きく、我々は真に受けるべきではないだろう。知名度のある共同通信社や朝日新聞一味に情宣させて政局利用する、特定野党の不良意図にも思いを致す必要があるのでは、と拙者などは思う。今回画像はこの春先、当地東郊 愛知・静岡県境近くの浜名湖傍を行く東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」検査走行の様子を。緊急事態宣言に伴う他県への行動自粛要請に伴い、現在は赴けない地点です。

コメント (2)
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