Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自民対中非難決議→結局は妥協の産物か

2020-07-08 20:57:11 | 国際・政治

九州地方の大半が大きなダメージを被った 此度の豪雨水害が、国の激甚災害に指定される見通しとなったのは 当然の事ながら喜ばしくもある。復旧復興に関する諸費用の国庫負担率も高くなり、やむを得ぬ地域差もそれはあろうが 一定でも復旧復興を加速させられるきっかけとなれば、それも良しである。ご存知の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎が引き続き流行の折でもあり、復旧復興途上の間は 被災地での感染が広まらない事を祈念するばかりであります。

本題です。昨日の自由民主党政務調査審議会にて、中国大陸の高圧的、強権的な対香港政策向けの非難決議が了承をみた。予想されたとはいえ「媚中の頭目」二階幹事長一派が反発、一部文言修正の上での党了承となった様だ。以下 某ネット記事を引用して、少し見て参りたい。

「自民、対中非難決議を了承。習主席来日中止要請は文面修正」

自民党は 7/7の政務調査審議会で、中国(大陸)による香港への統制強化を目的とした香港国家安全維持法に対する非難決議を了承した。

中山泰秀外交部会長らがまとめた原案では、習 近平同国々家主席の国賓来日に関し、政府に「中止を要請する」と明記していたが、中国(大陸)との関係改善を重視する二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)の議員が激しく反発したため「党外交部会、外交調査会として中止を要請せざるを得ない」との内容に文面が修正された。

中山部会長は党本部で記者団に「いろいろな意見を含めてこの決議にまとめさせて頂いた」と述べた。近く総理官邸を訪れ、菅 義偉官房長官に決議文を提出する。(引用ここまで)

まぁ「妥協の産物」が第一印象だろう。拙者が強く望んだ、習中国大陸国家主席の国賓来日計画に対する中止へ向けた要請につき、曲がりなりにも「中止を要請せざるを得ない」の文言が入ったは良いが、党外交部会、外交調査会としての限定的な要請の可能性に留まり、党としての強い要請は「媚中の」二階幹事長一派によって弱められた所は否めない。ここは以下、多くの保守側各位の不満を代表する形で発せられた 作家・門田隆将さんの SNS発言をご紹介したい。

「自民の(対中)非難決議は、習 近平国賓訪日中止を”要請せざるを得ない”に。なぜ”要請する”と言えないのか。浅ましい親中派が中国(大陸)をモンスター化させてきた事が分る。トヨタ。日立、パナソニックなど中国(大陸)に儲けさせてもらう為に 誇りを捨て技術供与に邁進する情けない財界も同じ。もはや自由と人権を守る戦いの敵」(引用ここまで)

門田さんのご見解は、ほぼそのまま拙者の今回「言いたい事」を代弁して下さった。本当に、日本及び日本人の独立、尊厳そして命と健康さえ弁えぬ不良姿勢が明らかになったのではないか。前出の自民政調審でも、出席全員中 二階グループによる反対は数名程度、対する自民各派の賛成は 20名超。本当なら少数意見として否定さるべき状況も、二階幹事長の党への強い影響力と、二階派議員複数の「声のデカさ」が 当初は望ましい形で仕上がろうとしていた対中非難決議中の習主席国賓来日問題を曲げ、党外交部会、外交調査会としての「弱い要請」に格下げさせた印象は免れないだろう。それと全文中 門田さんは「親中派」の言葉をお遣いだったが、拙者は「媚中派」と読んでも良いと心得るものだが。

中国大陸は、香港問題以外にも我国の沖縄・尖閣海域を含む東南アジア各国近くへの強引な 時に武力を伴う海洋進出や、同国南部西部に広がるチベット、ウィグルなどの先住民族各位に対する深甚な迫害などで、欧米諸国の大きな非難を受けている。同国の共産政権は内政問題を理由に健全な向き合いを拒んでいるのも広く知られる所だ。そうした事共への厳しい非難の姿勢と、国賓来日の中止を強く求めなければ、我国は中国大陸向けに「媚中派」の誤ったシグナルをそのまま送る事になりかねない。当然ながら 図に乗った中国大陸は、今までより露骨に我国への攻勢を仕掛けてくるだろう。

ざっと一読した別記事によれば、我国財界は 中国大陸を含む諸外国の政治情勢には案外疎いとの見方が表されていた。「当たらずと雖も遠からじ」とはこういう記事の事を言うのだろう。二階幹事長の勢力も財界も、結局は中国大陸から相当に儲けさせてもらったり、多くの利権を得ているから前述の非難決議をそのまま出されると自勢力の相当の利権を失う事が受け入れられないという事だろう。勿論 少しの観察でそうした「不良」が見えるはずの安倍政権が、自勢力の政局目的もあって「放置」している様なのも問題だが。

しかしながら外交関係は、一部の利権の為に動くものではない。それはあくまで国民の命と健康安全保持をメインとした所謂「国益」の為に動き供せられるべきものだ。前述の媚中勢力は政財界に関係なく、自勢力の利権保持の為 前出の非難決議弱体化にも手を出すという事だろう。勿論拙者は与しない。今回画像は 当地の直ぐ北、清須市との境の庄内川橋梁を JR名古屋駅へと進入する東海道・山陽線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。この地点は最近も撮影していますが、先年のものです。

コメント (4)
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