Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

合流→野合は、結局無駄な努力と労力だ

2020-07-16 21:23:46 | 国際・政治

東京都をメインとする首都圏他で、一度は収まったかに見えた 中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎が再び流行の気配を見せ始めた。ここ数日、東京都内の感染者日計は連日の 100人超。今日などは検査件数増加の反映とはいえ 280人超に達し、明らかにかねて懸念の第二波感染の可能性も捨てきれない様だ。周辺県や大阪府でも数十人規模の新規感染が見られ、警戒と対策という点では 新たな局面(フェーズ)に入ったとみるべきかも知れない。

その様な状況下、前回も触れた政府の観光振興策「Go To トラベルキャンペーン」が大感染域の東京都だけを除外して、来る 7/22(水)から予定通り実施の方向で調整中の由。東京都だけを外して、感染抑止を図りながら観光振興策が望ましい形でできるかどうかは疑問だ。各地自治体首長複数からも、疑問や懸念の声明が出されているのはご存知の通りである。

聞いた話で恐縮だが、前述疫病の感染拡大リスクを負いながら、尚も政府が(これも前述)観光振興策に拘泥するのは、危機的な経営状況に陥った旅館などの宿泊施設中に 保守政財界人らお気に入りの高級旅館複数が含まれ、まずはこうした施設の救済に繋げたいとの意図がある様だとか。事実なら言語同断、他の公共事業と同様 利益や恩恵に浴せるのは一部だけという事ではないか。緊張と警戒心を怠らず、毎日必要な予防策を忠実に実行して真摯な症状拡大抑止に取り組む国民市民多数に対する示しがつかない事となるのを分かっているのだろうか。

当初予定の 8月中から急にほぼ 1カ月もの前倒し実施の影に 政財界人によるこんな「限りなく個人感情的決定」が行われるのが本当なら、この背景は厳しく追及され、指弾されるべきだろう。反政権与党的な特定野党勢力も、こうした所への追及と指弾なら、拙者も少しは静観しても良いとも思うのだが。この施策には前回も触れた様に 一兆数千億円規模の国家予算が充てられている。こうした愚策に貴重な予算を振り向けず、欧州で普通に行われる 期間限定の消費減税にでも充てた方が余程国民的理解も得られるし、次回国政選挙にも有利だと思うのだが。

又々前置きが長くなってしまった。以後の方が短いかもだが本題です。国会閉会中に話を進めようとでも思ったのだろうか、第一野党・立憲民主党と第二野党・国民民主党の「又々の」合流構想が明るみに出た。今回構想では、双方の党が一旦解散した上で改めて合流する「新設合併」の手順を取り、新党名は「立憲民主」とし、略称を「民主」とする案などが出ているとされる。こうした合流話はもう何度も現れては消え、我々国民市民の側からすれば「あぁ又か・・」の想いを抱き易いのも事実だ。

この所の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎対策などで疲弊した安倍自公政権に求心力低下の傾向などが見られるので、それを見透かし 来るべき国政選挙を意識した動きかも知れないが、大枠の合流合意は取りつけられても どうせ細部の所 安保政策や憲法の見直しなどの項目で折り合わず、構想倒れに終わる可能性の方が高くないか。

結局の所、来秋には任期満了となる衆院選へ向けての動きとの印象は拭えず、今回も政局向けの動きに終始する事だろう。仮に合流構想が具体化するにしても、離党する議員も一定はあるのではないか。又、前出二党を合わせても 世論調査の支持率は 10%に届かず、国民的支持を得るには程遠いに留まらず、結局は「ただの継ぎはぎ野合」という事になりかねない。そんな政局向け選対合流に、有権者多数は勿論靡く事はないだろう。結局は、無駄な努力と労力に終わるだろうという事だ。

政権与党の政治手法が古過ぎるのは事実だが、対する野党の出方も決して感心しない古色蒼然さが付き纏う。国政選挙が近いとの観測が出る度に合流話で有権者の関心を惹こうという浅はかな出方。もうそんな手に、有権者多数は乗って来ないだろう。又 明らかに効力が失われた手法に未だ拘る特定野党の勢力も、その知性は確実にレベルを下げている様に思えてならない。いつまでも同じ主張と行動を繰り返している様なら、童話に現れる「狼少年」の烙印を押され、ネットでも揶揄される事となろう。拙者 本当は前述両党には些かも期待していない者であり、此度の様な事を繰り返してくれていた方が好都合なのだが。今回画像は、当地東郊の JR春日井駅にて目撃した 長距離貨物列車の編成組み立て作業の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様)  http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3893.html

コメント (2)
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