流行続く 中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の脅威下で強行された観光業界向テコ入れ策「Go To トラベル・キャンペーン」はやはり不完全燃焼を抱えたままの出だしとなった様だ。「歓迎」「一安心」との前向き評価は一部業種のみで、大方は再びの感染拡大局面に入った前述感染症懸念を払拭できない各位が大半だろう。
拙者の住む愛知県でも感染拡大が進み、一時日計 100人に迫る日もあった。前述施策の事などで迷走する政府与党を前に、各都道府県知事の苦渋は 当地愛知の大村県知事を含め理解するつもりだが、とに角必要な主張や請願を行って 再度の感染拡大を早期に鎮める様対応を願いたい。既に第一波感染の残滓で、医療関係各位の疲弊は相当に進んでいると聞く。今度対応や判断を誤れば、最も恐れられている医療崩壊が各地で同時進行してしまう事態も生じ得るからだ。
本題です。だからという訳ではないが、今回は取り上げられる内に 地元より請求の動きがある大村愛知県知事の解職(リコール)運動の事に少し触れておきたい。この動きは 昨夏、当地愛知県下で行われた 公費支出を伴う芸術祭「あいちトリエンナーレ 2019's」中の企画美術展「表現の不自由展・その後」の内容が、日本及び日本人の独立と尊厳を露骨に損ね貶める内容が複数あり、その様な展示を許容した大村県知事のリコールを求めるべく、高須克弥・高須クリニック院長らを初めとする有志が運動を進めようとしているもの。
高須院長は今月初、大村県知事不信任決議請願書を愛知県議会に提出。同議会議運委は数日後、全会一致で不採択としたが、拙者は請願提出だけでも高須院長が動かれた価値はあったとみるものだ。県会自民は「多くの問題があった」と認めるも「大村県知事リコールは、本件のみで判断すべきでない」との考えを示したとかで、その結論も概ね妥当とは思う。リコール請求成立に向けては、県内の有権者総数中 86万筆超の署名が必要とされるが、県会宛て不信任決議請願が通らなければ、本筋のリコール運動に注力を願えれば良いという事だろう。
高須院長と同氏に賛同する方々は民間人である以上、日本国憲法も保障の政治運動の自由がお有りのはずだが 自称人権派弁護士ら左傾勢力は「不当!」などとネット上などで揶揄している様だ。更にあろう事か、特定野党までが加担の動きを見せている。高須院長ら有志の「正当な」運動に対し、日本共産党愛知県委が反対声明を発出、県内各地で運動を行う意向の様だ。これには日共シンパ勢力をも動員利用したリコール運動への露骨或いは陰湿な妨害行動も予想され、運動の各位は十分な注意をお願いしたい。
「表現の自由を否定し、旧日本軍の美化を求める運動に正当性はない」とするのが日共愛知県委の言い草だが、多分に言いがかりである事を指摘しておきたい。この党が守ろうとする「表現の自由」とは、あくまでも自勢力防衛の為のそれであって 本来のものではない。正直、中朝のそれと変わらないという事だ。高須院長以下、大村県知事リコール運動参加の各位に旧日本軍の際限なき美化を図ろうとする者はいない。問題にされるのは、昭和天皇への明らさまな非礼や冒涜、そして日本及び日本人への過度な貶めが複数に上ったからだ。それらがなければ、同様に公金の拠出を予定していた河村名古屋市長による再考などあるはずがない。
そも美術展企画時点で、大村県知事が津田大介美術監督(当時)に対し「尖ったイメージの展示にされる事を望む」などとして事実上詳しい審査をする事なく丸投げしたとされるのがそもそもの原因とされる。もう一つ、日共の前述主張は日本国憲法そのものを 時勢に伴う見直しをする事もなく ただ頭から擁護する、黴の生えた「護憲真理教」の思考に過ぎぬ事も付記しておく。
大村県知事の不適切言動は、前述美術展だけに留まらない。今年に入っても 冒頭に記した新型肺炎第一波流行の折、東京都や大阪府向けに「医療危機への対応不十分」などと誤解を招く言動を送っている。拙者などはむしろ、他の自治体の死力を尽くした取り組みを不用意に揶揄する様な こちらの言動に憤りを感じるものだ。結果的ではあるが、高須院長を初めとするリコール運動を基本支持する者だし、それに反対を装って妨害の挙に出んとする日共他特定野党勢力とは対立をやむなしとする立場である。黴の生えた左翼脳に与する意思はないとはっきり申しておく。
末筆ながら、高須院長は 実はご闘病中と聞く。決して楽観の許される状況ではない中での前述リコール運動の様だが、一言のお見舞いと共に どうかご無理のない事を祈念したいものだ。今回画像は、熱田神宮近くの JR東海道線下り貨物便の様子を。ここは最近 沿線の防護フェンスが背高の物に替わり、撮影不能となったのが残念です。