Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「ポスト安倍」自民次期総裁選プレビュー

2020-09-01 21:24:30 | 国際・政治

2020=令和 2年 9月も、拙ブログを宜しくお願い致します。毎年記している記憶もありはするが、今日 9/1は「防災の日」。今を去るほぼ一世紀前の 1923=大正 12年のこの日生じ、10万人規模の犠牲と首都圏の壊滅的ダメージを生じた関東大震災を偲び、より多くの人命を守り、災害に際しても早い復興を期すべく制定されたと聞いている。

事実全国各地では、この所目立つ豪雨災害をも視野に入れた防災訓練が継続して行われ 普段からの備えへの啓蒙にも役立っていると心得る。又 今年初来流行続く、中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス肺炎に代表される広域感染症も災害として認知すべきとの主張が 超党派の国会及び地方議員から発せられている。拙者もそれには反対するものではない。前述感染症は確かに我国の健康、医療、経済など各方面に大きなダメージを負わせたが、それだけにそこから重い教訓を得る事が不可欠だろう。「国境を超えた疫病は災害である」との認識が、更に我国の隅々に浸透する事を祈念するものだ。

本題です。先月下旬、安倍総理大臣が 主に健康面の理由で辞任の方向となった所謂「ポスト安倍」を見据えるべく政権与党・自民次期総裁選の動きが急の度を増しているのはご存知の通りだろう。既に 7年半超の長期政権となる事が確実視される前から「ポスト安倍」の話はあった訳だが、自民次期総裁選候補は今回も「よくある曲折」を経て、石破 茂・元防衛相、岸田文雄・自民現政務調査会長、それに菅 義偉(すが・よしひで)・現安倍内閣官房長官のお三方で競われる事になりそうだ。

選挙のあり方を巡り、各地の自民地方組織からは 全党員参加の総裁選を切望する声が大きかったが、その対応は二階幹事長に一任され 結局は全国会議員票 394と、各都道府県が各 3票を持つ云わば「県連代表票」の 141 計 535票を三候補で取り合う形となる方向。準緊急事態ともいえる前述感染症禍にあって やむを得ないかもだが、公党の代表ともいえる総裁選である以上は、拙者も全党員の意思が反映される「理想に近い」あり方の方が 本当は望ましいとも思う所だ。日程面にしても、全党員参加によらない方法より 数日から一週間程度の追加で可能らしいだけに、ちと残念ではある。

その一方で、各候補の取り組み姿勢や方向性が一定見えてくれば どちらの方法で選挙が行われても良い様に思われるのも事実。現実面との整合から、一番国会議員多数に支持されると言われる菅官房長官。やはりこれまでの長期に亘る安倍政権の好補佐(アシスト)から、大本命に躍り出るのもむべなるかという所か。「ベスト・オブ・ナンバー2」とも称されるご自身は途中まで出馬意思はなかったとされるも、安倍路線維持の必要もあって此度の決断ともなった様だ。ただ基本は「内政の方」であり、外交安保はそう強くないとされるのも事実。もし仮に総裁就任となれば、その分野での強い補佐が必要となろうか。

これに対し、かねて「本命」とされる岸田政調会長。内外も平均して強く、政見のバランスも良さげではあるが、反面 安倍総理には見られた「良い意味」の押し出しが不足とされ、特に外交分野では埋没してしまう可能性もある。対中・韓・露辺りで難局が大きい外交面では菅官房長官に近い、一抹の不安が拭えないのも事実だ。「岸田候補は有事に弱いのでは?」の声も聞こえはする所。尤も、旧社会の村山、旧民主の菅両政権のお粗末さに比すれば間違いなくマシだろうが。

もうお一方、石破元防衛相・元自民幹事長。自民地方組織を初め各地では超党派人気の由だが、党中央レベルの浸透は弱い様だ。安保政策では大家ともいわれ、拙者も同じ鉄道を含む乗り物ファンである事の親近感もないではない。政策面も造詣が深い様で、努力の度合だけなら本命かも知れないが、しかし対中姿勢に怪しい所がある。よく言われるのが、今世紀初に一度離党の前歴があり、為に特に党中央辺りからは余り信用されていない様で、それが党中央レベルで弱い一因とされる。

もう一つ、自民党内にも 二階幹事長を初めとする媚中勢力があるのは知られるが、石破候補は今夏 李 登輝・台湾元総統ご逝去の折、中国大陸要人と会合を持ったとの報が流れ、この事から拙者は石破元防衛相の対外姿勢に疑問を持ったものだ。石破候補は 中国大陸に対し「媚び」なる誤った信号を送りかねない。その様な人物を、国政トップの内閣総理大臣なる地位に押し上げてはなるまいて。

今日なども、保守側各位のサイトを訪ねてみると、やはり「石破候補は自民次期総裁、そして総理大臣に推すべきでない」との主張が散見されていた。拙者も基本的にそうした主張には同感であり、対自民党への「忠誠度」の疑問と対中姿勢などへの不安から、石破元防衛相を自民党総裁に推す見方には与(くみ)できないと心得る者。総裁選後の諸課題との向き合いは、まず菅官房長官に 安倍総理の残り任期期間を担って頂き、その後岸田政調会長にバトン・タッチというのが一番良い流れの様に愚考する。

更にもうお一方、来年の総理交代の折には、是非実行力ある高市早苗・現総務相を総裁候補に加えて頂きたく思う。今回画像は、昨今の遠出自粛で叶わなくなっている 先年の新潟・福島両県の山里の様子。通る線路は JR磐越西線で、冬場以外の土休日に姿を現す蒸機の列車も 今は自粛明けで運転再開の報を聞き、早い再訪をと願っている所。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3937.html

コメント (2)
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