Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

引き続き 習・中共主席を国賓で招く状況ではない

2020-09-26 10:48:53 | 国際・政治

就任二週目、菅(すが)新総理の外交デビューは「石橋を叩いて渡る」が如き、とに角手堅い印象だ。昨日までの主要 7カ国の各首脳との電話会談にしても、その順序には周到な配慮が滲むものと言われる。拙記憶が正しければ、モリソン・豪首相を皮切りに→トランプ・米大統領→メルケル・独首相→ミシェル・欧州連合EU議長→ジョンソン・英首相→文(むん)・韓大統領→モディ・印首相→そして、昨日の習(しー)・中共国家主席の順だった様だ。

勿論これは思考のない無差別(ランダム)なものではなく、我国の国益と周辺情勢とに照らした妥当なものだったという事だろう。菅総理の脳裏には、よく言われるインド・太平洋地域の平和と安定に資すべき所からの「最善」が描かれていたはずで、その為に中国大陸・習主席向けの順序もこの様になったという所だろう。我々国民市民はそれにつき、色んな推察はそれは自由だろうが、こうした順序立ては 後から効果を表すものである事も留意したい所だ。

その日中首脳電話会談につき、某ネット記事を引用して 少しみて参る事にしたい。

「緊密な連携確認 習氏の(国賓)来日言及せず 日中首脳が電話会談」

菅首相は 9/25夜、就任後初めて中国(大陸)の習 近平(しー・じんぴん)国家主席と電話で会談し、緊密に連携する方針を確認した。延期している習主席の国賓来日については、協議されなかった。

菅首相は「今後も 首脳間を含むハイレベルの中で、2国間及び地域・国際社会の諸課題について、緊密に連携して行こうという事で一致した」

(電話)会談で菅首相は、習主席に緊密な連携を呼びかける一方で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域への相次ぐ(中国大陸)公船侵入などを念頭に、東シナ海情勢への懸念を伝えた。

(同国由来の)新型コロナ・ウィルス症の感染拡大を受けて延期している 習主席の国賓来日への対応が注目されていたが、菅首相は「特にやり取りはなかった」と述べた。(引用ここまで)

「大変」という冠をお付けする訳には参らないが、まずはこの会談「よくできました」という所だろう。菅総理はご自身からは一切 習主席の国賓来日話に触れる事なく、同主席からも特に話題にすらされなかった事を見届けられた。外交のあり方からは当然かもだが、冷静とも冷厳ともいえるこの落ち着いた対応には一礼だ。

朝日新聞などは、同じ記事でも二階幹事長初め 自民党にも親中派(実は媚中派)が複数ある事を引き合いに、習主席の国賓来日可否が さも今回電話会談の焦点であるかの様な捉え方をしていた様だが、それは当たらないだろう。もういい加減に、この様な印象操作や同調圧力の挙に出るのはやめにしてもらいたいが、これがこの社局の持病でもある事を考えると 中々に治まらないものかも知れない。

我国内でさえまだ油断ならない 中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス感染症は、世界レベルでは依然として拡大局面だ。感染総数は数千万、犠牲も 200万人規模に達する。「偏に、中国大陸・中共政府の落度」を訴えるトランプ・米大統領の声高な主張に全て与する訳ではないが、やはり中共政府には一定でも非を認めさせる必要があろう。

少なくともそれが実行されるまで、そして沖縄・尖閣海域にて同国の危険行為が一定以下まで下げられなければ、習主席の国賓来日は到底認められまいて。与党保守層の国会議員有志が、明らかな「国賓来日反対」の意思表示をされているが、拙者も概ね同感で 妥当な主張と心得るものだ。今回画像は過日ので恐縮。新潟・柏崎市内の日本海岸を行く JR信越線の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3962.html

コメント (2)
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