Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

三重・多度大社の反神事行動は、本当に動物愛護か

2024-05-06 22:58:06 | 社会・経済
昨年、神事参加の馬が事実上事故死した事が問題視され、動物虐待疑惑も持たれた三重の名社・多度大社屈指の見ものとされる「上げ馬神事」が今年も事故対策を行った上で実行され、無事全日程を終えた様だ。

急な上り勾配を全力疾走で登り、その先の壁を越えるコースは確かに過酷さが付き纏う様で、事故リスクは以前から懸念されていた様だ。その事もあって 今年からは上り勾配の緩和を図った上でその先の壁も設けない形とし、馬サイドの安全が図られた由。

「無事これ名馬」の言葉もある位で、伝統の神事といえど 安全第一は当然であり、以後のつつがない継続を祈念したいものだが、関係各位のそうした努力を顧みる事なく「神事反対」を主張する勢力が神聖な神事の場に乗り込み、観衆とのトラブルもあったやに聞く。これはもしかすると、動物愛護に留まらぬ他意でもあるのではと拙者などは思う所だ。以下 昨日の毎日新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「『(動物)虐待』批判で改善の 上げ馬神事、(無事)終了『馬に寄り添う祭りに』」

「動物虐待(疑惑)」との批判を受けて土壁を撤去し、(上り)坂も緩やかにするなど改善された「上げ馬神事」は 5/5、三重県桑名市の多度大社で行われ、人や馬にけがもなく無事に終わった。6頭が駆け上がった 5/4に続き、本祭にあたる 5/5は 花笠をかぶるなど前日とは違った姿の騎手たちが乗った 3頭の馬が無難に坂を上り、観客からは歓声や拍手が起こった。

多度大社と氏子(うじこ)でつくる 御厨(みくりや)総代会の 伊藤善千代会長は 2日間の祭事ほ振り返り「ほぼ満足している。こういう感じで行えれば 今後も続けていけるのでは」と受け止めた。一方で「走る時に鞭(むち)を使ってしまうケースも見受けられ、その点は改善しないといけない。(鞭を)持たない方向で徹底した方がいい」と述べた。

騎手らを指導した 北勢ライディング・ファームの 中村 勇代表も「気合が入り、鞭を打ってスピードを出し過ぎていた部分もあった」と指摘し、坂を駆け上がった後の 興奮した馬の対処法についても「歩かせるなど 落ち着かせることが必要」と話した。2日間の騎乗ぶりを振り返り「(上り)坂は問題ない。けがなくスムーズにできた。みんなに認められる 馬に寄り添った祭りにしたい」と話した。(以下略。引用ここまで)

他報道によれば、この祭事の場にも 2日間に亘り「開催反対」を主張する 規模こそ違え反沖縄米軍基地運動張りの(自称)市民勢力が乗り込み、観衆らと小競り合いなどのトラブルを演じ、地元警察が制止に入る場面も一度ならずあった様だ。全観衆に周知されるはずの 動物の安全にも配慮の改善策が実行されたにも関わらずの尚もの反対行動には、どうも他意があるのでは・・とも思わざるを得ないではないか。

これも広く知られる様に、馬を初め動物関与の神事は多い。明らかに死のリスクを伴うあり様は 改善が強く求められて然るべきだが、そうした所が実行され 安全が確かめられて尚もの反抗がみられるとは、どうも動物愛護よりは歴史的、政治的な(不良)意図が感じられるのは拙者だけではない様な気がするのだが。

歴史を振り返っても、馬は交通輸送への関与に加え 軍事でも大きな貢献をしている。つまり 古来の神事を担う馬は一面で「軍馬」だった所も持ち合わせているという事だ。事実上の死亡事故(詳しくは 事故負傷→安楽死処分)への反抗に留まらず、此度の神事に反対した勢力は、神道そのものと 神事に参加の馬の「軍馬性」を良く思っていないのではないかと 拙者などは理解している。

つまり こうした反神事勢力は反神道勢力であり、我国固有文化の存続を絶たんとする不良意図を持っているといえるのではないか。更に申せば「動物愛護勢力を装った左派容共勢力」という事だ。事実なら「大いなる欺瞞に満ちた 問題のすり替え」であり、どんなに改善を重ねようが決して理解せんとする意志のさらさらない勢力と申して良い。「話にならない」とはこの事だ。

余計かもだが、乗馬時の鞭使用にしても 対動物配慮から最小限に留めるべきは当然だが、見直しに当たっては 実際に乗る騎手各位のご意見も大いに尊重されるべき。一定の鞭使用は中央競馬JRAや地方競馬でも認められているはずであり、祭事にて一切不可では競馬でも禁止にしなければ筋が通らない事になってしまう。 ここは関係各位間での徹底した協議を願いたい。詰めが甘ければ、この方でも左派勢力のつけ込みを許す事ともなりかねない。

世界的な動物福祉アニマル・ウェルフェアの流れもあり 事故抑止の観点からも一定の改善的見直しの必要は分かるが、やはり我国固有文化に基づく伝統行事の骨格だけは守り抜く努力を願いたいものだ。

此度の反神事勢力の動きからは、どうも神道文化そのものの骨抜き→葬送を狙う意図が見え隠れする印象があったので、今回記事とした次第。画像の方は振り返り恐縮。当地西郊、八田付近を三重県を経て大阪・なんば方面へと下る 近畿日本鉄道の新特急「ひのとり」の様子をもう一度。
コメント (2)
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